夢舞台へ望みをつなぐチームは――。カーリングの2026年ミラノ・コルティナ五輪最終予選日本代表決定戦が11日から北海道・稚内市みどりスポーツパークで開幕する。女子は五輪2大会連続メダルのロコ・ソラーレ(LS)、フォルティウス、SC軽井沢クラブによる三つどもえの戦い。男子はコンサドーレとSC軽井沢クラブの2チームで争われる。LSのフィフスとして22年北京五輪銀メダルに貢献した石崎琴美さん(46)が本紙の取材に応じ、勝負のポイントを占った。
男女ともに世界選手権で五輪出場枠は獲得できず、残り2枠を世界最終予選(12月、カナダ)で争う構図。今大会の勝者が最終予選で出場枠を得ればそのまま五輪の代表に決まる。
女子はLSが今季の序盤から好調をキープしている。勝率は驚異の9割超えで、今大会と同会場で開催された8月の「稚内みどりCHALLENGE CUP」、「アドヴィックスカップ」では優勝。石崎さんは「直近の2季はいいパフォーマンスをして、内容も安定していたけど、なかなかタイトルが取れなかった。でも今季は初戦からタイトルを取ったし、すごくいい仕上がりだと思う」と高く評価した。
対抗馬のフォルティウスは、22年北京五輪最終予選日本代表決定戦でLSに敗戦。2連勝から3連敗を喫して涙をのんだ。今大会前には韓国で大一番を想定した練習を数多くこなし、状態を上げている。さらに今大会には五輪で金、銀、銅メダルをコンプリートしたニクラス・エディンコーチが同行。石崎さんは「エディンコーチがいるのは大きい。作戦で悩んだ時にすぐ聞けるし、世界でも本当にトップの選手がいるのは一つの精神安定剤になると思う」とメリットを指摘した。
SC軽井沢クラブは経験面でLSとフォルティウスに劣るが、若手ならではの武器がある。「世界ジュニア選手権で優勝を経験している選手もいるので、かなりモチベーションは高いと思う。当たって砕けろみたいな精神で来ると、他チームはやりにくいのでは」との見方を示した。
女子は2戦総当たりの1次リーグを経て上位2チームが決定戦に進出し、1次リーグから持ち越した成績を含めた3戦先勝方式で実施。LSとフォルティウスは11日の1次リーグ初戦でいきなり対戦する。「予選の結果が引き継がれるので、予選がとても重要になってくる。短期決戦はいい形で入れた方が流れ的にはいいと思う」とポイントを挙げた。
男子はコンサドーレとSC軽井沢クラブの一騎打ちで、先に3勝した方が次のステージにコマを進める。実力差は拮抗しており「最大5試合ある中で、アイスにどれだけ合わせられるかと、我慢し切れた方が勝つと思う」と予想した。
負けたら終わりの大一番。勝利の女神がほほ笑むのはどのチームだろうか。













