東京で34年ぶりの開催となる陸上の世界選手権(国立競技場)が13日に幕を開ける。日体大陸上部出身の藤村美杏さんはPR会社で働きながら、約13万人のフォロワーを誇るランニング系インフルエンサーとしても活動中。12日に行われる世界選手権の前夜祭イベント「RUNS:INTO KK(ランズイントゥーケイケイ)」のオフィシャルサポーターに就任し、盛り上げに貢献する構えだ。間近に控える祭典を前に、単独インタビューで見どころなどを語った。
――日体大時代には800メートルで全国大会を経験した
藤村さん(以下藤村) 高校までは質を求める練習がメインでしたが、大学では質だけでなく量も求められて大変でした。でも全国大会にも行けましたし、頑張ってよかったなと思います。周りのレベルも本当に高くて3個上には100メートル障害で世界選手権代表の福部(真子)先輩(日本建設工業)や先月のシドニー・マラソンで日本勢最高の6位に入った細田(あい)先輩(エディオン)らがいましたね。
――やはり世界選手権は福部が気になる
藤村 1年の時は4年の先輩が怖くて話しかけられませんでしたが、真子先輩は気さくに話してかけてくれました。卒業後も連絡をくれたりして、インスタグラムの投稿にも「かわいいね」って反応してくれるのがうれしいですし、私も真子先輩が活躍された際は連絡を入れています。今は菊池病と戦いながら、日の丸に袖を通すのはすごいと思いますし、本当に尊敬しています。本番では真子先輩が納得のいく走りをして、笑った姿が見たいですね。
――他に注目する選手はいるのか
藤村 男子100メートル代表のサニブラウン(ハキーム=東レ)は、同級生かつ高校時代に同じ東京で戦っていたので、頑張ってほしいですね。今季は苦しんでいる印象がありますが、3大会連続の決勝進出はもちろん、メダルも狙ってほしいですね。400メートルリレーも走って金メダルを取ってくれたら最高です。
――まさか自身が世界選手権に携わる立場になるとは思わなかった
藤村 中学から陸上をやっていて、昔から世界選手権はテレビで見るものでした。今の会社に入社前からいつか仕事で携わってみたいと考えていたので、不思議な感じがします。前回東京で世界選手権が開催されたのは私が生まれる前でしたし、今はいろんな立場で陸上に携わっている中で、少しでも盛り上げて、みなさんの記憶に残る大会にしたいです。
――どんなふうに世界選手権をアピールしたいか
藤村 前夜祭では日体大陸上部の同期で苦楽をともにしたランニング系インフルエンサーの(志村)美希や(陣在)ほのかと普段は走れないKK線(東京高速道路)で多彩なランニング体験を実施して、市民ランナーや一般の人たちも巻き込みながら「世界選手権が始まるよ、みんな応援しよう」という機運を高めていきたいですね。
――陸上への熱をさらに高めるきっかけにもしたいのでは
藤村 最近はランニングのコミュニティーが増えていて、一般の方も陸上に触れる機会が増えています。世界選手権が日本であるのは大きなチャンスなので、選手はもちろん、私も発信側として陸上の魅力を知ってもらうことで、1人でもたくさんの人に「陸上って楽しいな」と思ってもらえたら幸せですね。
☆ふじむら・みあん 1999年1月9日生まれ。東京都出身。中学1年時に陸上を始める。高校から800メートルを始め、大学時代には全国大会にも出場した。大学時代にはドイツに1年間留学し、スポーツビジネスを学んだ。現在はPR会社でSNSマーケティングや広報業務を担当。ランニング系インフルエンサーとしても、陸上の裾野を広げる活動をしている。162センチ。












