WWEのPLE「レッスルパルーザ」(20日=日本時間21日、インディアナ州インディアナポリス)で、前統一WWE王者ジョン・シナ(48)と〝ザ・ビースト〟ブロック・レスナー(48)の最後の因縁マッチが決定した。

 2025年限りで引退するシナは〝闇落ち〟して、4月の「レッスルマニア41」で統一WWE王座を奪った。その後は悪の王者としてやりたい放題だったが、8月の「サマースラム」直前に突如として元のポジティブな熱血漢に戻った。「サマースラム」ではコーディ・ローデスに同王座を奪還されると、試合後にはレスナーが2年ぶりの登場を果たし、シナにF5を見舞って最後の対戦をアピールしていた。

 5日(日本時間6日)のスマックダウン(イリノイ州シカゴ)でシナは、先週ソロ・シコアを撃破して新US王者となったサミ・ゼインとベルトをかけて激突。シナは8月31日の「クラッシュ・イン・パリ」のローガン・ポール戦に続き、アングルスラム、GTS、スピアーなどかつてのライバルたちの必殺技を放って大攻勢をかけた。ゼインも持ち味のド根性ファイトで一歩も譲らず大激闘に。勝負をかけたシナがコーナーから雪崩式AAをさく裂させて、両者ダウンとなった。

「これぞ名勝負!」チャントが会場に鳴り響いた時、入場テーマが鳴ってレスナーが登場。レフェリーを引きずり落として王座戦をぶち壊すと、ゼインをF5で叩きつけた。さらにはシナを肩車の体勢に担ぎ上げてからF5だ。シナをダウンさせると、不敵な笑みで会場を見渡す。続けて同い年で長年のライバルを、またも必殺のF5でぶん投げてKOしてみせた。

シナをKOし、不敵な笑みを浮かべるレスナー(©AbemaTV, Inc.)
シナをKOし、不敵な笑みを浮かべるレスナー(©AbemaTV, Inc.)

 リングを下りたビーストはカウボーイハットをかぶり直すと、バックステージで「おい、ジョン! 『レッスルパルーザ』で会おう!」と改めて対戦要求。最後は〝Bワード〟を言い放ち、シナを挑発した。これにより9・20インディアナポリス「レッスルパルーザ」でシナ vs レスナーの最後の因縁対決が決まった。

 一方で米メディアによると、レスナーはWWE前会長ビンス・マクマホン氏の性加害疑惑で起こされた訴訟で名前が挙がり、この2年は活動休止に追い込まれていた。渦中にあったビーストだが、WWE側は〝問題なし〟と判断して復帰を認めたと伝えられている。

 12年4月にレスナーが総合格闘技UFCから復帰した際の一騎打ちでは、壮絶な死闘の末にシナが逆転勝利。14年8月には、レスナーがシナに圧勝してWWE世界王座を奪取している。因縁が渦巻く、最後の対決の結末は果たして――。

 この日のスマックダウンは「ABEMA」にて放送された。