WWEの〝ジーニアス・オブ・ザ・スカイ〟ことイヨ・スカイが、PLE「レッスルパルーザ」(20日=日本時間21日、インディアナ州インディアナポリス)で、ステファニー・バッケルと女子世界王座決定戦を戦うことが決定した。

 1日(同2日)のロウ(フランス・パリ)で、アダム・ピアースGMが発表した。女子世界王座をめぐっては、イヨとの王座戦が決まっていたナオミが第1子妊娠のためタイトル戦をキャンセルしてベルトを返上。ステファニーは8月31日のPLE「クラッシュ・イン・パリ」で同王座挑戦の予定だったが、これも延期に。王座挑戦権を持つイヨとステファニーが、空位の世界王座を争うことになった。

 イヨは8月3日のPLE「サマースラム」で奪われたベルト奪回のチャンスを再び得たが、不安材料となっているのが〝明日の女帝〟アスカとの関係だ。「ダメージCTRL」解散後もアスカ&カイリ・セインのカブキ・ウォリアーズと協力してきたものの、イヨは独り立ちを模索。その一方で宿敵リア・リプリーとは共闘し始めたことにアスカが激怒し、イヨにリアとの関係を絶てと詰め寄っていた。

 この日のバックステージでは、「ザ・ジャッジメント・デイ」ラケル・ロドリゲス&ロクサーヌ・ペレスとの一戦を控えたアスカ&カイリの前に、イヨが現れて謝罪した。さらにリアとの関係を絶ち、ジャッジメント・デイ戦でも助太刀すると申し出た。アスカは謝罪こそ受け入れたものの、「リアとはちゃうねん、助けはいらん」と援護を拒否。「ごめ~ん、ノータイムやねん」とイヨの話をさえぎりリングに向かってしまった。

ロクサーヌ(右)を下し、カイリ(中)と抱き合って喜ぶアスカ(©AbemaTV, Inc.)
ロクサーヌ(右)を下し、カイリ(中)と抱き合って喜ぶアスカ(©AbemaTV, Inc.)

 アスカ&カイリはパリ観衆の異様な大声援を背に、ラケル&ロクサーヌと大激戦を展開した。カイリは場外に落ちたラケルにインセインエルボーアタックをぶっ放すと、リング上のアスカはロクサーヌのポップロックスをかわしてスピンキックからアスカロックで捕獲。見事にタップさせて、イヨの手助けなしで前女子タッグ王者に完勝した。

 イヨはバックステージでニッキー・ベラの激励を受けていたが、そこにアスカが現れ「やつは家族やない」と割って入った。続けて「まずわてらがタッグ王者になんねん」といいステファニー戦で援護すると提案するも、イヨはまたもこれを断り「私一人でステファニーを倒せる」と宣言した。女帝は「サマースラム」では一人だったからベルトを奪われたと反論し、「助けたる。全員が王者になるんじゃい」と執ように〝介入〟を申し出た。

 何だか嫌な予感しかしない〝逸女〟は困惑の表情だったが…制御不能の女帝は止まらない。リアがインタビューで「イヨとステファニーのどちらが勝っても私が王座を取る」と話していると、ここにも入り込み「イヨが勝つ前に王座戦の話かいな」と文句を言い始めた。リアが「調子に乗るな」と応じると、「こちとら10年間、伝説を築いてきたんや。調子に乗らせてもらうで」と言ってリアとにらみ合った。

リア・リプリー(左)と一触即発ムードのアスカ(©AbemaTV, Inc.)
リア・リプリー(左)と一触即発ムードのアスカ(©AbemaTV, Inc.)

 名勝負必至のイヨ vs ステファニーは決まったものの、女子世界王座戦線は不穏なムードでいっぱいだ。

 この日のロウは「ABEMA」にて放送された。