元TBS記者でジャーナリストの武田一顕氏が5日、MBSテレビ「よんチャンTV」に出演。自民党の総裁選が前倒しされた場合の〝キーパーソン〟を指摘した。

 石破茂首相の去就を巡り自民党内で総裁選の前倒し論が拡大する状況だが、武田氏は石破氏の現在の胸中について「私の取材では石破さんはちょっとあきらめムードに切り替わりつつある。今までは絶対やるぞという感じだったんだけど、そろそろ石破さん自身も『俺、だめかな』というふうに気づき始めてる」と証言。

 そんななか、石破氏が解散総選挙に打って出るのではないか?という見立てもあるが、武田氏は「憲法上はできるんだけど、実際には国会がないときに解散総選挙って今まで一回もないので、まず国会を開かなきゃいけない。石破さんでは、その国会が開けない。だから難しい」と分析した。

 さらに石破氏が前倒しされた総裁選に出馬する可能性はほぼないと武田氏。8日、前倒しに「賛成」とする意見が過半数を占めたと判明した瞬間に「石破政権はほぼ終了」とした。

 その際の次期総裁選については「原稿的に言うと、『次期総裁選は高市(早苗)氏と小泉(進次郎)氏を軸に進められる』という感じ。高市さんと小泉さんは前回の総裁選でもかなり上位に食い込んだんで、事実上この2人の争いになる」と予測した。

 勝利の鍵を握るキーパーソンは意外にも石破氏だそうで、武田氏は「石破さんは支持率が高い中、引きずりおろされて辞めるわけです。総裁選挙のときに石破さんがどちらを応援するか。高市さん、小泉さんの2人だったら、小泉さんを多分応援することになると思う。そうすると、支持率の高い前総理が応援するということで、かなりの影響力を持つことになると思う」と私見を述べていた。