バドミントン女子ダブルスで2024年パリ五輪銅メダリストの〝シダマツ〟こと志田千陽(28)、松山奈未(27)組(再春館製作所)が、11年のコンビに幕を閉じた。

 世界選手権(フランス・パリ)では、準決勝で世界ランキング2位のパーリー・タン、ムラリタラン・ティナー組(マレーシア)に1―2で敗れ銅メダルとなった。

 シダマツは2日、都内で帰国後の会見に登壇。志田は「(世界選手権は)準々決勝で今までずっと負けていて、その壁がなかなか越えられなかった。このラストチャンスで越えられたことはすごくよかった」。続けて松山は「終わった瞬間に悔しさや悲しさといろいろあったが、それはもうコートに全て置いて今は本当にやり切り、悔いなく終われた」と充実の表情を見せた。

 コンビを組んだ11年を漢字1文字で表すよう報道陣から求められると、2人で話し合ってから松山が「輝」と発表。志田は「苦労や困難はあったかもしれないが、それは全て自分たちがコートの中で輝くためにあったもの。今思うと全部が充実していて、本当に青春だった」と振り返った。

 今後、志田は女子ダブルスを継続し、混合ダブルスで五輪2大会連続銅メダルの五十嵐有紗(29=BIPROGY)と組む。「世界一や大きい目標に向かって、もう一回挑戦する覚悟を持って頑張りたい」と意気込んだ。松山は混合ダブルス転向を視野に入れ、今季は国内大会のみに出場予定。「舞台で戦う素晴らしさを一番感じているので、この大会に戻ってこれるようにまた成長したい」。別々の道で2人の挑戦は続く。