愛知・名古屋アジア大会(22日、名古屋市総合体育館)の体操女子個人総合で、チーム最年長の27歳・杉原愛子(アローヴラボ)が合計55・599点をマークして日本勢史上初の金メダルを獲得した。

 2016年リオデジャネイロ五輪、21年の東京五輪に出場した杉原は、22年に現役を退いた。前回のアジア大会はテレビのリポーターとして現地を訪れたが、異なる立場から体操を見つめる中で「『楽しそうやな、出たいな』という気持ちになった」。母・智里さんも「出てほしい」と背中を押し、現役復帰を決断した。

 23年夏に復帰すると、25年NHK杯では10年ぶり2度目の優勝。同年世界選手権種目別決勝の床運動で金メダル、平均台でも銅メダルを獲得した。床運動での優勝は日本勢で21年大会の村上茉愛(現強化本部長)以来となる快挙だった。「年齢関係なく長く競技が続けられることも証明できた」と不屈の精神で道を切り開いてきた。

 今大会に向けては「いろいろなプレッシャーはあると思うが、それよりも楽しみたい気持ちの方が強い。みなさんにも楽しんでもらえるように自分も頑張りたい」と語っていた杉原。団体との2冠達成へ、個人総合で最高の結果を残した。