DeNA・藤浪晋太郎投手(31)が31日の中日戦(横浜)で、日本球界復帰後2度目の先発登板。再び左打者に偏った打線を相手に7回まで102球を投げ、4安打無失点、9奪三振の熱投を演じた。

 復帰2戦目で対峙したのはまたしても中日だった。17日にバンテリンドームで対戦した際は、1番から9番まで全員が左打者。藤浪の癖となっている抜け球が右打者に当たることを警戒したもので、この日は「7番・遊撃」のロドリゲスを除いて8人の左打者を並べられた。

 前回は5回5安打1失点で5奪三振。リードしたまま降板した直後に同点に追いつかれ、お預けとなった3年ぶりの白星に向けて腕を振った。直球を主体にカットボールやスプリットなどを織り交ぜ、3回まで完全投球。4回まで53球の〝省エネ投球〟で、毎回の7奪三振と文字通り空回りさせた。

 4回二死一、二塁のピンチで、板山を外角高めへの153キロ直球で空振り三振に仕留めた瞬間には「しゃ~っ!」とガッツポーズ。5回も2者連続四球から一死二、三塁のピンチを招いたものの、松葉を投ゴロ、岡林をツーシームで二ゴロに打ち取って得点を許さなかった。

 6回にも二死二塁と得点圏まで進まれたが、板山のバットを低めのカットボールで空を切らせ、7回二死二、三塁の場面でも岡林をボテボテの三ゴロに打ち取って笑顔をのぞかせた。4回以降は粘りに粘り、グラブをバンバンと叩く手にも力がこもった。

 登板中にもらった打線からの援護は、初回無死満塁からオースティンの併殺打の間に挙げた1点だけだったが、最後まで決定打を許さず、スコアボードに刻んだのは「0」だけ。1000投球回も達成した剛腕には、ファンからSNSに「藤浪さん、素晴らしすぎる」「ちゃんと投げられれば、藤波投手は簡単に打てん」「直近の先発投手の中で藤浪が一番いい投球してる」「打線援護してくれ」といった声が寄せられた。