世界的人気プロレスラーでWWE殿堂者のハルク・ホーガンさん(享年71)が7月24日にフロリダ州クリアウォーターの自宅で急死してから、1か月がたった。ホーガンさんの死に疑義をとなえていたまな娘が「父の死に不正行為はなかった」と矛を収め、注目を集めている。

 ホーガンさんの長女で米歌手のブルック・ホーガンは20日に自身のインスタグラムに、警察関係者から自宅に駆けつけた警察のボディーカメラと、911番通報のテープを手に入れる必要があると言われたと投稿。長女は「急性心筋梗塞」と発表された父の死因や病歴、検死が行われなかったことに疑念を抱き、その上で医療過誤の可能性も示唆していた。

 そうした中、ブルックは米ニュースサイト「TMZスポーツ」の取材に答え、クリアウォーター警察の招きでホーガンさんの遺体と対面したと明かした。5日の葬儀には出席していなかったが、ホーガンさんは埋葬されておらず、黒いスーツにバンダナを付け、「本当にカッコよかった。まるでハルク・ホーガンみたいだった」と語った。さらに自宅に駆けつけた警察官のボディーカメラの映像を見せられ、911緊急通報も聞くことができた。

「煩雑な手続きが多すぎます。私の理解では、医療過誤の場合は自然死とみなされるようです」と語ったブルックは、ボディーカメラの映像などで「そういったことが全てをつなぎ合わせてくれたんです」と、父の死に不審な点はなかったと述べた。もともと事件化の可能性など考えていなかったが、自身の目と耳で確認したかったのだという。

 ブルックはホーガンさんの最初の妻リンダさんの娘で、3人目の妻スカイ・デイリーさんには不信感を見せていた。スカイさんが自宅から911番に通報したのだが、ブルックは「スカイが911に電話をかけ、彼女の声を聞いたのは…何て言ったらいいのか、正直言って、父の死を見るよりも1000倍もつらかった」とし「純粋な愛とパニック、そして葛藤が聞こえてきて、それを受け止めるのも、聞くのも本当につらかったです。警察のオフィスでは、泣き崩れないように、できるだけ表情をこらえていました」と述べた。

 まな娘が疑念を晴らしてくれたことで、天国の〝超人〟も安堵していることだろう。