世界的人気を誇るプロレスラーでWWE殿堂者のハルク・ホーガンさんが24日に71歳で急死し、マット界は悲しみに包まれている。29日には、疎遠になっていたまな娘が追悼のメッセージを発表し、父との関係について言及した。
ホーガンさんの長女で米歌手のブルック・ホーガン(37)は、自身のインスタグラムに長文の声明をポスト。「私の体には父の血が流れている。父の瞳は子供たちの心に輝きを放っている。そして私たちの絆は、父の最期の瞬間でさえ、決して途切れることはなかった」などと記した上で、亡き父との思い出を振り返った。
さらに「メディアは物語を複雑に伝えており、いくつかの点を明確にする必要がある」とし、不仲とされた父親との関係について説明した。父とはケンカしたことがなかったといい、ホーガンさんから「個人的なこと、仕事上のことでも心に重くのしかかる問題」に関しても、相談を受けていたという。ブルックは22年に元NFL選手のスティーブン・オレクシー氏と結婚したが、ホーガンさんを支えるため夫とともに父の自宅のあるフロリダ州に引っ越した。健康上の問題で25回以上必要とされたホーガンさんの手術にも立ち会ったとしている。
ところが「突然、父は私が手術に立ち会うことを望まなくなった。すべてが厚いベールに覆われ始めた」と明かし「明らかに心を痛める道を歩むことを選んだ。私は父との断絶を感じた。その後は敬意を払いながらも意見の相違が続き、精神的に大きな負担がかかった」。そのため「この2年間、私は自分の心を守るために距離を置くしかなかった」とした。
夫のオレクシー氏は妻のためホーガンさんと連絡を取っていたというが「父は多くの人々にとって経済的な成功を収め続けた。これは私が一番してほしくなかったこと。父は生涯をかけて働き、体を酷使し続けてきたから」ともつづっている。
ホーガンさんとブルックは2000年代に、元妻のリンダさん、息子のニック氏と家族4人でリアリティー番組「ホーガン・ノウズ・ベスト」に出演し、大きな話題になった。06年には親子でWWEのリングに登場。07年にブルックがプロモーションで来日した際にも、父が同行した。
父と娘の関係は良好だったが、米ニュースサイト「ページ・シックス」によると、ブルックは23年に家族と距離を置いていることを公に認めた。同年9月にはホーガンさんが再々婚相手のスカイ・デイリーさんと挙式したが、ブルックは父親の結婚式を欠席。今年3月にはブルックの実母リンダさんがSNSで「私の家族は最悪だ」と泣きながら訴えたことで、ホーガン家の確執がクローズアップされていた。
そうした中で父の死後から5日後、まな娘がついに心境を告白。一方、米ニュースサイト「TMZスポーツ」は、ブルックに近い関係者の話として、ブルックは2023年にホーガンさんの遺言から自分を削除するよう求め、遺産を受け取ることを放棄したと報じた。「彼の取り巻きを一人も信頼できず、父が亡くなった際に金銭的な争いに巻き込まれたくなかったから」としている。
〝超人〟の晩年にはまな娘と複雑な感情のもつれがあったようだ。













