ドジャースの大谷翔平投手(31)は24日(日本時間25日)に敵地サンディエゴでのパドレス戦で9回に4試合ぶりの一発となる45号を放った。

 9回一死無走者で4番手の左腕松井のカウント1―2からの5球目、真ん中高めの94・1マイル(約151・4キロ)のフォーシームを完璧に捉えた。角度28度、打球速度108・9マイル(約175・3キロ)で右中間へ打ち上げるとそのまま客席に飛び込んだ。シュワバー(フィリーズ)に並ぶ45号は飛距離409フィート(約124・7メートル)の文句なしの一発だった。

 珍しい光景が広がったのはその直後だった。生還した大谷はベンチに戻る前に、バックネット裏に陣取ったタティスのユニホームを着たパドレスファンにタッチを求められるとそれに応じ、さらに背中をタッチ、最後は〝どうだ〟とばかりにうなずいたのだ。MLB公式X(旧ツイッター)は「大谷翔平がドジャースに最高の勝利をもたらし、このパドレスファンはどうしても我慢できなかった」と投稿した。

 米メディアのラリーブラウン・スポーツは「大谷は日曜日の大半をペトコ・パークのホームベース裏でパドレスファン2人にヤジられて過ごした。これに応えて大谷は9回にホームランを放ち、ドジャースのリードを8対2に広げた。大谷はホームベースを踏んだ後、体を少しひねりヤジ馬たちが座っているところに行き、ハイッタチした」と紹介するとこう続けた。

「そのファンはドジャースのダッグアウトのすぐ隣に座っていたので、大谷とチームメートたちは1日中彼の声を聞いていた。大谷が彼をからかったということは、彼の挑発はそれほど悪質なものでなかったに違いない」

 大谷が試合中にファンとからむことは異例中の異例だ。同サイトは「パドレスファンは、他の人が大谷選手に対して抱いていた期待よりもはるかに良い体験をしたようだ」とまとめた。