ドジャースがどうにも波に乗れない。15日(日本時間16日)からドジャー・スタジアムで行われるパドレスとの3連戦を前にチームは4連敗中。首位の座からも転げ落ち、これまでの順位と逆転した状態でライバルとの直接対決に臨む。

 直近の大型連勝は6月29日(同30日)から7月3日(同4日)までの4連勝が最長。その直後には7連敗を喫し、今月は5勝7敗と黒星を先行させる間に5連勝中のパドレスに9勝3敗で猛追され、とうとう首位からも引きずり降ろされた。

 開幕以降、スネルら投手陣に故障者が相次ぎ、ベッツら主力野手の不調も長引き、デーブ・ロバーツ監督(53)は苦しいやりくりを強いられてきた。ただ、14日(同15日)に公開された米ポッドキャスト番組「ファウル・テリトリー」に出演した老舗誌「スポーツ・イラストレイテッド」記者のトム・ベルドゥッチ氏は、別の側面も指摘した。

 同氏は「このチームは何かがおかしい」と切り出すと「今年はいいプレーをしていない。私が特に気になっているのはドジャースが守備のチームでないことだ。彼らのプレーのやり方は気に入らない。打撃も守備も投球も私たちが思っていたほど良くない」と守備力の低さに警鐘を鳴らした。

 今季のドジャースは121試合を消化した時点で、同じ試合数をこなしたパドレスと同数の56失策。ナ・リーグ西地区ではともに最少だ。ただ、記録には残らないプレーも少なくない。

 13日(同14日)のエンゼルス戦では先発した大谷が5回に2点を失って降板したが、一死一、二塁からネトが放った打球のクッションボールの処理に左翼手・コールがもたつき、一塁走者にも生還された(記録は2点適時二塁打)。そもそも、このピンチも前打者のテオドシオが右前に放ったポテンヒットで広がったもので、右翼手のT・ヘルナンデスの緩慢にも映った守備にはSNS上でファンから批判的な声も上がった。

 打つだけでは安定的に勝つことは難しくなる。パドレスと1ゲーム差で迎える一大決戦はどんな結末を迎えるのか。