卓球女子シングルスで世界ランキング13位の早田ひな(日本生命)は〝勝負の厳しさ〟を誰よりも感じている。
昨年夏のパリ五輪ではシングルスで銅メダル、団体で銀メダルを獲得。その後はパリ五輪時に痛めた左腕と相談しながらのプレーが続くも「状態は悪くはない。ここ1、2週間ぐらいでパリ五輪で痛めてできなくなった技術がやっとできるようになった」と復調の兆しが見えている。
男女シングルスの世界ランキング上位選手で争われるWTTチャンピオンズ横浜初日(7日、神奈川・横浜BUNTAI)の1回戦は同54位のシャオ・マリア(スペイン)に3―1で快勝。「今日の状態で一番のベストを求めても、自分自身が難しくなっていくだけだと思っていた。最後11点取り切ればもう勝ちだと思って、本当に点数だけに集中したというか、自分の今できることに集中した結果、勝つことができた」と振り返った。
左腕の状態が回復傾向とはいえ、今も試行錯誤の段階。「これだけオフシーズンがなくて試合をやっていくってなると、勝負に行きながらも技術を試したりとかもある」と悩みを口にした一方で「でも逆に言うと、それがうまくいかない時に泥臭く戦うのもすごく大事だと思う。例えばフィギュアスケートみたいに演技をなるべくきれいに見せるというものではなくて、どんなに泥臭くても1本取ればいいという勝負の世界」と覚悟を決めて試合に挑んでいる。
2回戦は張本美和(木下グループ)と申裕斌(韓国)の勝者と相まみえる。どちらが勝ち上がっても厳しい戦いが予想されるが、早田は「しっかり準備して、しっかり寝て、いっぱい食べて頑張りたい」と平常心を強調。自国開催の一戦で1球への執念を見せつける。












