卓球男子シングルスで世界ランキング4位の張本智和(トヨタ自動車)は〝因縁の対決〟に向けて闘志を燃やしている。

 男女シングルスの世界ランキング上位選手で争われるWTTチャンピオンズ横浜初日(7日、神奈川・横浜BUNTAI)の1回戦は、同44位のフィン・ルー(オーストラリア)に3―0で快勝。試合後には「出だしはちょっとリードされて、最後のゲームは相手も思い切って攻めてきたが、そういう展開も予想していた。次のゲームでぐらいの気持ちでやった結果も逆転できた。そこで落ち着いてプレーできてよかった」と安堵の表情を浮かべた。

 2回戦の相手は同15位のアントン・シェルベリ(スウェーデン)。パリ五輪団体準決勝第5試合では、2―0からまさかの逆転負け。あまりのショックに大粒の涙を流した。「ちょうど1年前、パリ五輪のメダル決定戦で負けた相手。嫌な気持ちはいくらリベンジしても消えないものだけど、少しでも和らげるためにも勝ちを積み重ねたい」と力強く語った。

 パリ五輪から進化した点を「戦術面」と挙げた上で「技術は大きな変化はないけど、それをいつ使うか、どう使うか、相手によってどう使うかはこの1年間よく考えてプレーしてきた。戦術面の試行錯誤とか思考力をちょっと増やしてプレーしている」と自己分析。1年の時を経て、レベルアップした姿を証明してみせることはできるか。