昨年の11月、東京スポーツ新聞社を〝襲撃〟してWeb担当を脅し、夢の島・BumB東京スポーツ文化館のイベントの宣伝を強要した、「90年代の狂ったプロレス」復興を掲げる集団クレイジーユニオンが、性懲りもなく再襲来した。

 前回、襲撃されたことでWeb担当はビルの警備員と受付に入館許可のチェック体制強化を訴えた。

「言語道断の行為で、決して看破できません。襲撃の記事を見て、〝東スポ襲撃すれば記事にしてくれるのか〟とXで疑問を呈した方もいました。オレも行っちゃうぞ、って。その人はフォロワー数2万超えのインフルエンサーですから、歓迎ですが…。アッ、イヤ、だから、襲撃は許されません」。担当者はき然と答えた。

 すると8月某日、警備員から内線で緊急通話。「ワイシャツ姿のまともそうな方もいますが、顔にペイントしてお揃いのTシャツを着た不審な3人が東スポに行くと受付に来てますが…」

 駆けつけると、ミンを筆頭に松崎和彦、戸井マサル、ヴァサライケウチが〝取材されて当然〟とばかり顔を揃えて、警備員と口論しているではないか…。

 ミンが「なんで入れねぇんだ。今回のビッグマッチはなぁ、スポーツ・ワールド・オーダーと総力戦なんだよ。3対6のハンディキャップ・イリミネーションマッチでなぁ。俺らが(新顔の)クレイジー・ホーク出すって言ったら、向こうも『じゃ俺たちも増殖させる』って相撲XXが加わった」とがなり立てる。

「ホークは〝ユニオン戦士の魂を宿す〟男だ。地方団体を渡り歩いてた。とある会場で会って、『こんなとこにいたのか』って、今回、助っ人を頼んだ」と松崎が補足する。

 イケウチは「【吉野エイド】(脳溢血により闘病・リハビリ中の夢闘派プロレスリング・吉野秀和代表のための有志による大会)で感情的にやり合った神崎が乗り込んでくる。オレはタイマンでやらせろってリクエストしてたからな。シングルで潰してやるよ」。しっかりとPRに余念がない。

 ワイシャツ姿の戸井はひとり、「島田宏の生存確認するために呼び寄せた」。受付の喧騒をよそに、旧知の戦友とのタッグに感傷的になっているようだ。

 警備員は〝知ったこっちゃない〟とばかり、4人に両手を広げ、〝絶対通すまじ〟とさえぎり、受付嬢は明らかに〝年のいった〟男たちに分かりやすいよう、両手で大きな×印をつくり制止した。

 鉄壁なガードの前に入館を阻止され、「そのうちテニス・ミスターXが出て来るかもな!」。ミンはそう捨てゼリフを吐き、4人は肩を落として引き揚げて行った。

 と、受付には1枚のチラシが残されていた。

「クレイジーユニオン大決戦~湾岸異常地帯~

 8月17日(日)夢の島・BumB東京スポーツ文化館マルチスタジオA。試合開始18時30分(入場料:最前列6000円、2列目以降5000円。土足厳禁)

 第1試合 アイアンハーキュリーJr & アイアンハーキュリーMAX VS ザ・スカルパ―&ザ・ギザー

 第2試合 ヴァサライケウチ VS 神崎ユウキ(TTTプロレス)

 第3試合「ザ・グレート・タケル30周年記念試合」

  ザ・グレート・タケル VS MIKAMI

 第4試合「CCWカナディアンヘビー級選手権」

  ミスタータガミ VS マイティ祐希

 第5試合 戸井マサル&島田宏 VS 死神&レザーフェイス

 第6試合「ハンディキャップ・イリミネーションマッチ」
 
  ホー・デス・ミン&松崎和彦&ザ・クレイジー・ホーク VS 相撲ミスターX & 相撲ミスターXX & マーシャルアーツ・ミスターX & 柔道ミスターX & 空手ミスターX & ボクシングミスターX」 

 イベントのチラシだった。東スポはまた、クレイジーユニオンにしてやられたようだ。

入館を許可されず、肩を落として引き揚げるミン、イケウチ、戸井、松崎(右から、東スポ本社)
入館を許可されず、肩を落として引き揚げるミン、イケウチ、戸井、松崎(右から、東スポ本社)