節酒したとはいえ、長年酒を飲み続けているが、「酒飲みの証」ともいえるγ―GTPの数値が上がったことがない。これはちょっと自慢でもあるので、親しいドクターに伝えたところ「γ―GTPが良いからといって、安心して酒を飲んでもいいということではない」と釘を刺されてしまった(涙)。
ドクターによると、γ―GTPは1~2週間酒を控えれば、比較的下がりやすいものなので、単独で肝臓のダメージを推し量れないという。ではどうやったら肝臓の傷み具合を見たらいいのか?
それはALT(GPT)と、AST(GOT)のトータルで見るのが重要なのだそう。ちなみにALTは肝細胞の損傷を、ASTは肝臓だけでなく筋肉や心臓の損傷も示す指標となる。γ―GTPを含め、ALT、ASTがともに上がっていたら、肝臓障害を強く疑ったほうが良く、迷わずクリニックで再検査したほうがいい。
さて、再検査というと検査前に慌てて禁酒をしたり、ダイエットしたりする人がいるが「それは無意味」とドクター。基本的に検査が現状、どのぐらい肝臓に負担がかかっているかを見るのが目的であり、数値を正常化することではないからだ。数値を正常化するより大切なのは、健康診断の結果を経年で見ること。
例えばALTの値が2年前は12、その翌年は30、そして今年が42と年を追うごとに増えていたら、何かしらの問題が隠れている可能性がある。つまり血液数値1回の結果で判断せず、変化の流れで見るのが正解なのだ。それを考慮した上で、検査結果は破棄せず、キープしておくといい。
また、数値の変化には必ず理由がある。中性脂肪が200近くあったときは今より8キロ太っていたし、54だった直近は脂質とフルーツを控え目にしていた。数値が悪くなった理由が分かれば改善もできる。数値の小さな変化に気づくことこそ、健康で飲み続けられる頑強な肝臓を手に入れられるのだ。












