セ2位の巨人が1日のDeNA戦(東京ドーム)に2―7で逆転負けを喫し、痛恨の2連敗。3位・DeNAとのゲーム差も0・5に縮まった。

 これまでベイスターズ相手に7連勝中だった先発・山崎が誤算だった。立ち上がりから横浜打線に苦しめられ、4回までに3度も得点圏に走者を背負う展開。それでも粘り強く無失点投球を続けていたが、2点リードの5回に打者一巡の猛攻を浴びて一挙6失点で逆転を許し、5回途中で無念の降板となった。

 阿部監督は「何とか粘ったんだけどね。バッテリーで、もうちょっと防げた失点もあったんじゃないかなってのは反省してほしいなと思いますね」と苦言を呈した。

 この日マジック再点灯の首位・阪神とは12ゲーム差。奇跡の逆転優勝は風前のともしびになりつつあるとはいえ、CS出場の可能性も考えれば当然ながら最後までファイティングポーズを取らなければならない。

 そうした中、前日7月31日には補強期限を迎え、巨人は上限より1人少ない支配下選手69人で今季の補強を終えた。球界内からは「なりふり構わず、育成選手を昇格するべきだったのでは」と疑問の声も出ていたが、チーム内からは異なる意見も出ていた。

 チーム関係者の1人は「例え無理やり育成選手を昇格させたとしても、オフには人員整理で戦力外にしなければならない選手も出てくる。それは効率的ではない。それでも『昇格させたい』と思わせる選手が、今回はいなかったということ」と〝過剰昇格〟に否定的だ。

 過去に育成契約の経験を持つ支配下選手の1人も「育成選手の中でも『1枠空いていたのに昇格できなかった』とモチベーションを落とす〝ダメ〟な選手もいれば、逆に『来年は絶対に昇格してやる』とやる気を出す選手もいる。球団の立場から見れば来年の戦力を見定める上で、そこも一つの判断基準になるのではないか」と独自の見解を示した。

 さまざまな条件を加味して決断された「1枠残し」の判断。35人の育成選手たちは今夏以降、どのような姿勢を見せていくのか。