石破茂首相は31日に自身X(旧ツイッター)を更新。日米関税交渉の合意を受けて同日、自動車メーカー首脳たちと意見交換したことを報告した。

 出席者の日本自動車工業会の片山正則会長(いすゞ自動車会長)、佐藤恒治副会長(トヨタ自動車CEO)らは、サプライチェーン(供給網)に対する支援や国内の需要喚起策などを求めたという。
 終了後、石破首相はXで「日米間の関税合意について、自動車・自動車部品業界トップの皆様方にご報告し、意見交換を行いました」とした。その上で「賃上げ、サプライチェーン強化、新時代モビリティなど、最前線で活躍されている皆様のご意見を幅広く頂きました。さらなる競争力強化に向け官民の連携を強化してまいります」と投稿した。

 石破首相は今後、8月1日に召集される臨時国会(5日まで)に出席。その後は、参議院選挙の惨敗を受けて党内で開催を求める意見が出ていた党則に基づく意思決定機関である両院議員総会(8日を軸に調整中)に出席する予定だ。

 その後も「8月15日の戦後80年となる終戦記念日、20日に横浜で開かれる予定のTICAD(アフリカ開発会議)とスケジュールは埋まっています」と永田町関係者は指摘する。

 当面の間、続投の意志を表明している石破首相だが、〝石破おろし〟は収束しておらず、自民党内の権力争いは苛烈さを増している。

「党内の混乱を総理総裁としてどう収めていくのか、それとも退陣の方向に向かうのか、関心が高まっています」(前述の永田町関係者)

 直近の世論調査では石破首相の支持率上昇を示す結果も存在するが、綱渡りの状況であることは違いない。石破首相はイバラの道を突き進めるのか――。