セ2位の巨人は27日の広島戦(マツダ)に6―5で競り勝ち、オールスター戦を挟んで3連勝。計21安打の乱打戦を制して勝率5割に復帰した。
初回に4番・キャベッジの適時打で1点、3回には岸田の2点適時二塁打と泉口の適時打でリードを4点に拡大。さらに5回には岸田の3号ソロも飛び出し、一時は5点差まで突き放した。先発した赤星が5回に突如乱れて4点を失って降板する〝想定外〟はあったものの、6人の救援陣がどうにか反撃を1点で食い止めた。
総力戦での勝利に阿部慎之助監督(46)は「最後まで頑張ってくれて良かったです。これでまた貯金を1つずつ増やしていく。それしかないので」とナインをたたえ、猛虎追撃を誓った。
後半戦はまだ2試合ながら負けなし。勢いが戻ってきたが、10ゲーム差をつけて首位を走る阪神はこの日も勝利し、差を縮めることはできなかった。それでも〝追い風〟も吹きそうだ。
チーム関係者は「阪神の次、次々カードは甲子園での広島戦、神宮でのヤクルト戦と屋外での開催が続く。すべてナイターとはいえ、この酷暑の中での6連戦でダメージはかなり蓄積されるはず」と指摘。阪神が戦う連戦中には最高気温が40度に達する予想もある。いくら甲子園をホームとし、暑さへの〝免疫〟もある猛虎軍団とはいえ、桁外れの高温に耐えられるかどうか…。
一方の巨人は同期間の29日からはバンテリンドームでの中日戦、本拠地・東京ドームでのDeNA戦と全て屋内球場での6連戦。夏バテとは無縁で、ナインの一人も「この時期に屋外球場でプレーするのは、ちょっと不利ですよね。試合後の疲労感も全然違いますから」と差異を強調していた。
すでに自力優勝の可能性は消滅している巨人にとって、逆転Vを果たすためにはある程度は阪神の失速を願うしかない立場ではある。環境面で有利になる1週間だけに、少しでも虎の尻尾に近づきたいところだが――。












