日本のエースが今夏の移籍を封印した理由とは――。イングランド・プレミアリーグのブライトンに所属する日本代表MF三笘薫(28)は昨季リーグ戦10得点4アシストを記録し、多くのビッグクラブが関心を示していたが、所属クラブに「残留」を伝えたと報じられた。今夏の移籍を断念したのは〝古橋ショック〟にあると指摘される中、今後のビッグクラブ移籍は〝完全消滅〟しかねないという。
欧州ビッグクラブ入りに「ラストチャンス」とも言える今夏の移籍市場で、三笘はブライトンから退団しない意向を固めたという。英メディア「スカイスポーツ」は「三笘はブライトンにとどまりたいとクラブに伝えた」とし、さらに契約延長を希望していると報道。今季残留の可能性が高いとみられている。
三笘をめぐっては、同リーグのアーセナルやチェルシー、リバプールを始め、スペイン1部バルセロナやフランス1部パリ・サンジェルマンが獲得への興味を示していた。そしてドイツ1部バイエルン・ミュンヘンが三笘サイドと接触し、交渉していたとも伝えられた。Bミュンヘンは最終的に三笘獲得レースから撤退したが、今後各チームの編成状況によっては今夏の移籍期限までに、ビッグオファーが届く可能性も十分にある。
そんな中、三笘は早々に移籍を封印した。他の選手を担当する代理人は「報道が事実とすれば、来年のW杯が関係しているのだろう。三笘がビッグクラブに移籍したとして常時スタメンで出られる保証はない。サブになれば、日本代表に選ばれないかもしれないし、W杯に出場するため、このタイミングでは移籍しないことを決めたのではないか」と分析。2026年北中米W杯を見据えた戦略という。その上で「まあ、古橋のこともあったし、リスクは負いたくないんでしょう。慎重になったんじゃないか」と予測した。
FW古橋亨梧は1月にスコットランド・プレミアリーグのセルティックからフランス1部レンヌに移籍。レベルの高い欧州5大リーグでプレーすることでW杯代表入りを実現するための決断だったが、デビュー直前にホルヘ・サンパオリ監督が電撃解任。新指揮官の下で再始動するも先発1試合の無得点で「移籍失敗」と言われ、この夏にイングランド・チャンピオンシップ(2部)のバーミンガムに移籍した。
そうした状況から三笘は「安全策」を取ったとみられている。ただ来年のW杯後は29歳になっており、再転売が厳しいことからビッグクラブ移籍は難しい状況。しかもブライトンと契約延長を望んでいると伝えられたことからも、今後のステップアップは〝消滅〟したといえる。まだ確定情報ではないものの、三笘の決断はどんな結末となるか。












