栄養価が高いスーパーフードの雑穀だが、どのようにして食べたらいいのかを知らない人も現在では多い。雑穀の食べ方、選び方、買い方などを専門家に聞いた。
【白米とまぜて炊くだけでOK、新鮮な雑穀を選ぶべし】
雑穀は白米とまぜて一緒に炊飯器で炊くだけでおいしく食べることができる。
「白米に不足している栄養素が、雑穀に豊富な食物繊維、ミネラル、ビタミン、タンパク質などによって補われます」と説明するのは、雑穀チャレンジという体験会を毎月開催している管理栄養士の神田由佳さんだ。参加者は2週間の雑穀体験で体が楽になることを実感し、習慣化してもらえるそうだ。
白米と雑穀の割合は、最初は白米1合に対して雑穀大さじ1杯(10グラム程度)、雑穀の栄養をしっかり取りたければ雑穀を増やして大さじ2~3杯くらいまでを目安にするといい。白米だけで炊く時よりも、入れる水の量を雑穀の量と同じだけ増やして炊くと、ちょうどいい炊き上がりになる。雑穀は味に甘味があって、もちもちしておいしいという。
ただし雑穀を選ぶ時には鮮度が重要だ。古くなると、酸化してしまい風味が落ちてしまう。「パサパサしておいしくない」「ニオイがして苦手」などと思っている人は、あまり新鮮でない雑穀を食べたからなのかもしれない。
「質のあまり良くない雑穀は中身がスカスカで軽いので、水に入れると浮かび上がってしまいます。質が良く、鮮度もいいものは水に入れるとすぐ沈みます。密閉された袋に入って売られている雑穀で、粒が割れたり欠けたりしていないものがお勧めです」(神田さん)
また湿度、温度が雑穀の鮮度を左右する。袋を開く前も湿度の低い冷暗所で保管するのがいい。開封したら冷蔵庫で保存し、なるべく早く食べ切る。
【玄米より消化がいい雑穀】
ところで、健康にいい穀物というと玄米を思い浮かべる人もいるはずだ。だが玄米の難点は、硬くて消化が良くないことだ。胃腸があまり強くない人や、加齢によって胃腸の機能が衰えがちな年配の方には向かない。
雑穀は玄米より消化が良く、どんな年代の人も食べることができる。また長期間、継続して食べ続けるのに適している。
雑穀は現在さまざまなところで販売されるようになっている。身近なところではスーパーのお米売り場、デパートでは地下に雑穀専門店やナチュラル素材を専門に扱うショップなどが出店している。むろんネットでも販売している。
ただし、これらで販売されている雑穀は価格もさまざまなら品質も鮮度もさまざま。神田さんは国内生産量日本一で「雑穀王国」といわれる岩手県産の雑穀を推奨している。
「PRになってしまいますが、岩手県の契約農家さんに大切に育ててもらった鮮度と質の良い雑穀を、白米と一緒に炊きやすいように数種類ブレンドしたものを私のサイトでも販売しています」とのこと。疲れやすかったり、体がいつもだるかったりする中高年には、雑穀を一度試してみることをお勧めする。












