カブスの鈴木誠也外野手(30)は6日(日本時間7日)の本拠地シカゴでのカージナルス戦に「3番・DH」で先発出場し、3回に左翼線適時二塁打、5回に2試合ぶりの本塁打となる25号を放ち、5打数2安打2打点、1得点だった。打率2割6分3厘。チームは11―0で大勝した。

 鈴木のバットが快音を発したのは7―0の3回二死三塁だった。3番手の右腕スバンソンのカウント1―1からの3球目、内角高めの96・4マイル(約155キロ)のシンカーを捉えると、痛烈なライナーは左翼線を破った。三走がゆっくり生還。打点はメジャートップの76となった。

 勢いは止まらない。5回二死無走者でカウント2―1からの4球目、真ん中高めの96・2マイル(約154・8キロ)のフォーシームを角度27度、打球速度106・1マイル(約170・8キロ)で右中間席に運んだ。2試合ぶりの25号ソロは飛距離405フィート(約123・4メートル)だった。

 カブスでオールスター戦前に25本塁打、75打点に到達したのは2001年のサミー・ソーサ以来の快挙。これで50長打となり、ドジャースの大谷翔平投手(31)を抜き、ナ・リーグトップに立った。

 初回一死二塁は先発フェディーのスイーパーを打ち上げて左飛。2番手キングと対戦した2―0の2回一死一、三塁はシンカーを打って投ゴロ。三走が本塁でタッチアウトになった。7回一死無走者は4番手の右腕オブライエンのスライダーに見逃し三振に倒れた。

 試合前、MLBがオールスター戦の投手と控え野手を発表したが、鈴木は選出されなかった。ケガで辞退する選手が出れば代替出場する可能性は残っているがメディアやファンは失望している。

 地元メディアのリグレー・ワイヤーは「鈴木誠也は現在25本塁打(6位)、77打点(1位)を記録しているがオールスターには選ばれていない」、米メディアのジャスト・ベースボールも「鈴木誠也はなぜオールスターに選ばれなかったのか?今年はOPS8割8分2厘、ホームランを25本放っているのに!」と疑問を呈している。

 現時点で鈴木をオールスター戦で見ることはできないが、ケガせずにこの調子で打ちまくれば日本人右打者初のタイトルとなる打点王のみならず、大谷との本塁打王争いも楽しみだ。