日本オリンピック委員会(JOC)の新会長に女性で初めて就任した参院議員の橋本聖子氏(60)が〝汚職疑惑〟に自ら言及した。

 26日に行われた評議員会と臨時理事会で大役に選出された橋本氏は同日に都内で会見に出席。東京五輪・パラリンピック組織委員会会長も務めた経験を持つことから「困難な状況の中で(東京五輪・パラリンピックの)組織委員会の会長という立場を受けさせていただいた。今こそ東京大会のレガシーをJOCに受け継いで、さらなるオリンピックムーブメントを巻き起こしていかなければいけない」と力強く語った。

 その一方で東京五輪・パラリンピックを巡る汚職・談合事件や札幌五輪の招致失敗など、橋本氏を巡っては負のイメージを指摘する声もあった。橋本氏は「その件に関しては大変多くのみなさまにご心配をいただいた」と切り出した上で「つまびらかに記載をし、そして収支報告書を総務省に提出していた。そのことが検察審議会からも認められ、不起訴処分の形になった。私自身としては、明確に裏金はなかった、不記載ではなかったということが検察から認められているので、その部分は自信を持ってまず最初に(理事会で)説明をさせていただいた」と潔白を強調した。

 負のイメージ打破へ「厳しい状況だからこそ、困難な状況だからこそ、私自身に(JOCの会長を)やらせていただきたいという強い信念のもとで、立候補を決意してこの場に立たせていただいた。一生懸命に頑張ってやっていきたいと思っている」と宣言。夏冬7回の五輪出場を誇る「五輪の申し子」は新たな立ち位置で普及に努めていく。