ロッキーズの新人右腕、チェイス・ドーランダー投手(23)が25日(日本時間26日)のドジャース戦で、山本由伸投手(26)と白熱の投手戦を繰り広げた。

 5回までともに無失点で投げ合ったが、ドーランダーが上がった6回のマウンドで暗転した。先頭打者・ラッシングへの四球と大谷の左前打で無死一、二塁。その後、二死二、三塁と局面が変わり、打席にマンシーを迎えたところで急激に雨脚が強まった。バケツをひっくり返したような豪雨となり、フルカウントからの7球目を打たせて平凡な内野フライに打ち取ったはずだった。

 だが、二塁手のエストラーダが大粒の雨で視界を遮られ、不運な形で一塁への2点適時打。先制を許したところで試合は中断となり、およそ1時間半後に再開されたマウンドにドーランダーの姿はなかった。同じく試合再開後から救援陣にスイッチした山本は7勝目を手にし、バーランダーは8敗目(2勝)を喫した。

 2023年のドラフト1巡目(全体9位)で指名され、今年4月にメジャーデビューした右腕は試合後、米メディアに「確かにとても悔しいよ」と率直な思いを吐露。だが「僕たちにはどうしようもないことだと言わざるを得ない。母なる自然をコントロールすることはできない」と受け止めた。

 イニングの先頭打者に与えてしまった四球もあるが、雨によって点を失うまで強力なドジャース打線を2安打に抑え、11のゴロアウトを奪っていた。MLB公式サイトは「雨が降っていなければもっと多くのゴロアウトを奪えただろう」「通常であれば6回の3アウト目になるはずのポップフライで、彼は雨に打たれて試合を終えた」と同情的に伝えていた。