公職選挙法違反の罪に問われた田淵正文被告(66)の初公判が29日、東京地裁(駒田秀和裁判長)で開かれた。
起訴状によると2024年の衆院選に東京26区から無所属で出馬し落選した田淵被告は、選挙スタッフの取りまとめ役の小林繁被告と共謀し、ビラを配布する運動員に時給1500円の報酬を支払う約束をしたという。
この日、田淵被告は金縁メガネ、オールバックに黒ジャケット姿で出廷。職業を問われると「医師です」と答えた。起訴内容について「私は小林繁と共謀はしていません。時給1500円でビラ配りの人を集めたことはありません」とはっきりとした口調で否認した。
検察の読み上げた冒頭陳述では、発覚を恐れ選挙最終日に、運動員に対してボランティアであると主張するよう指示があったという。また田淵被告のスマートフォンの通信アプリ「LINE」のデータから小林被告とのやり取り、運動員のグループLINEが消去されていたことも指摘された。
田淵被告は東大医学部を卒業後、都内でクリニックを経営。政治家を志し、16年に衆院補選に出馬したことを皮切りに何度も選挙に挑戦しているが、いずれも落選している。
24年の衆院選では、選挙時からセクシーすぎる服装の〝選挙ガール〟の存在が物議を醸していた。選挙期間中、女性運動員たちはミニスカートやホットパンツに網タイツといった露出度の高い服装でビラ配りをしていた。拡散された動画には「レンタル彼女」「受注案件」などの言葉も添えられていたため批判の声が上がっていた。
田淵被告は争う姿勢をみせているが、裁判はどのような展開を見せるのだろうか。












