【自転車競技・ジャパン 静岡県伊豆市の伊豆ベロドロームで「2025ジャパントラックカップ」が29日に開幕。「ジャパントラックカップⅠ」の初日が行われ、男子エリミネーションでは世界選スクラッチの金メダリストの窪木一茂(日本ナショナルチーム)が貫禄の優勝を飾った。

 窪木は「ホッとしました。海外からも多く選手が参加する中で優勝できた良かった」と胸を張った。ラストは競輪選手養成所に入っている児島直樹(JIK)との一騎打ちに「養成所に入って体が変わっているかと思ったけど、強いままの児島選手だった」ともう一段階スイッチを上げて圧勝した。

 35歳になってなお成長する今がある。「パリ五輪が終わってからは体づくりを考えています。でも腰を痛めて2か月練習できず、ようやくコンディションが上がってきたところ」。なお燃え上がる気持ちが湧き立つのは「競輪に行ったから」と話す。

「競輪選手はみんな生ぬるい気持ちでやっていないわけです。みんなプロでプロ意識が高い。競輪に参加した時に受ける刺激があるんです。競輪での敗北やみんなの気持ち、取り組み方が自分を…」

 話す瞳の輝きはまだ少年のよう。現在は競技での戦いに軸を置くが「必ず競輪でも結果を出したい。50、60歳まで競輪選手をやりたいので」。戦いはまだまだ途上も途上。まずは「残り3日間、いい試合をできるように。悪い着を残さないように」と集中していく。

 30日は「Ⅰ」の最終日を行い、窪木はオムニアムとマディソンに出場する。また、この日は男女ケイリン、スプリントなど、1日かけての熾烈な戦いとなる。

 短距離種目は男子では世界選ケイリン金メダリストの山崎賢人や、中野慎詞、太田海也、女子は佐藤水菜にパリ五輪女子ケイリン、スプリント金メダル獲得のエルレス・アンドリュースなど出場選手も超豪華だ。