転売ヤー対策が必須!? 〝コメ担当大臣〟小泉進次郎農水相は27日、備蓄米放出の随意契約に30社以上の事業者から申し込みがあったと明かした。早ければ6月初旬にも店頭に並ぶが、転売ヤーの暗躍が危惧されている。

 購入の申し込みがあったのは大手ディスカウントショップ「ドン・キホーテ」の運営会社に楽天グループ、イオン、アイリスオーヤマ、サンドラッグ、ファミリーマートなど。ファミマは1キロ入りのパックを税抜き400円で販売する検討をしているという。

 小泉氏はX(旧ツイッター)で「次はマチのお米屋さんや中小スーパーも対象にしていく予定です。第一弾、大手小売。第二弾、中小スーパー・マチのお米屋さん。柔軟に対応していきます」と流通経路の拡大を目指すと訴えた。

 今回放出される備蓄米の多くは5キロ税抜き2000円程度で店頭に並ぶと予想される。小泉氏は備蓄米の全量放出をいとわない考えを示しているが、残っていた備蓄米60万トンのうち30万トンを今回の随意契約で放出予定。農水省は27日夜、備蓄米放出の随意契約への申し込みが相次いだため、業者からの受け付けを一時休止すると発表したが、残りの30万トンもどうなるか分からない。

 そうなると心配されるのが転売ヤーの存在だ。安くなった備蓄米を買い占め、残りの備蓄米も尽きた段階で転売すればもうけることができるかもしれない。大阪府知事の吉村洋文氏はXで「限定的かつ値段がかなり安いので、店頭に並んだ後、買えない不平等感や転売等の対象になるだろう。不都合を出来るだけ回避する策を検討しておいた方がいい」と提言した。

 SNSでも「転売ヤーの餌食にならなければいいが」「転売ヤーの禁止とか無理だと思うよ」と不安の声であふれている。あるジャーナリストは「転売ヤーが現れる可能性はありますが、備蓄米の品質がまだはっきりせず転売ヤーにとってもリスクのある商品になりそうです」と指摘。コメ担当大臣にとって転売ヤーは悩みのタネとなりそうだ。