従業員への給与未払い問題で脱毛サロン「ミュゼプラチナム」の運営会社MPH(株)に対して、従業員などが破産を申し立てる方針であることが15日、分かった。

 ミュゼプラチナムは3月に全店舗を一時休業すると発表。当初は4月20日までとしていたが、現在も休業中。今回の報道を受け、利用客からは不安の声が上がっている。

 同社は2024年12月頃から従業員に対して給与が未払いになるなどの経営危機となり、給与の未払いは約15億円という。

 MPH社は15日までに、ミュゼプラチナムとは別名義の公式YouTubeチャンネル「MPH株式会社」を開設。投稿した動画の中で高橋英樹社長は「この度はミュゼプラチナムの件で、お客様、関係者の皆様、従業員の皆様に多大なるご迷惑とご心配をおかけしてしまったこと深くお詫び申し上げます」と謝罪した。

 給与未払い問題について「給料の支払いは会社としての責務であり、いかなる事情があろうともまずは経営陣が真摯に受け止めるべき問題であると深く認識しております」と述べた。最後に「困難な状態ではありますがお客様、従業員、そして関係者の皆様から信頼を取り戻すべく全力を尽くしてまいります」と約束した。今後はYouTubeチャンネルで定期的に情報発信をしていくとしている。

 現状は利用客が問い合わせをしても返信すらないという。ある40代女性は「全身美容脱毛無制限完了コース」を契約し、約17万円を支払った。「無制限といっても契約から5年を過ぎると、その後は最終利用日から1年ごとの更新になる。1年以上利用しないと利用できなくなるんです。問い合わせフォームから何度も問い合わせをしているんですが折り返しはありません。契約期間中に再開してくれたらいいんですが」と不安を口にする。給与未払い問題が解決しなければ、客がおいてけぼりのままだ。

 利用客から前払い金を集め、店舗を増やしていく業界のビジネスモデルは曲がり角を迎えているようだ。