【岡田紗佳のもう一度見たい麻雀Mリーグ】
5月9日第1試合 南2局2本場=浅見真紀(ド)、瀬戸熊直樹(雷)、小林剛(P)、竹内元太(フ)
KADOKAWAサクラナイツの岡田紗佳です。このコラムが出るころにはMリーグ2024―25シーズンも数戦を残すのみ、と大詰めを迎えています。毎試合のように1位のチームが変わるファイナルシリーズで、大逆転を目指しているのが雷電です。3チームとは大きく離れた状態でファイナルに入りましたが、序盤はなかなか思ったようにポイントを伸ばせませんでした。それでも最後まで可能性を信じて試合に臨んでいます。
この試合、瀬戸熊選手にしては珍しく鳴いて攻め込んでいき、トップ目で迎えた親番の南2局。まずは元太選手が仕掛けてカン8索のテンパイを入れ、小林選手がカン3筒でリーチしました。
その直後、瀬戸熊選手もテンパイします。8筒を切ってカン2筒か、ドラの1筒を切って36筒か。リーチした小林選手は序盤に5筒を切っており、8筒は通りそう。8筒切りだとドラが使え、1筒切りだとタンヤオがつくため、打点的にも変わりません。残り巡目もそう多くなく、ヤミテンかリーチかは置いといて、8筒を切る人が多いのかなと思います。ラス目の小林選手に放銃してしまうと、着順が大きく落ちてしまう危険性をはらんでいます。
しかしここで瀬戸熊選手が選んだのは、通っていないドラの1筒を切っての36筒リーチで、自分のアガリ率を最大にしました。2筒が1枚見えなのに対し、36筒で見えているのは3筒3枚。5筒、7筒とも3枚ずつ見えており、いかにも6筒は山にいそうです。実際に3筒は山0でしたが、6筒は4枚いました。
場況がいい上に、ここでアガったらトップ確定と言ってもいいですし、雷電としては少しでもポイントを伸ばしたい。降りるという選択もありましたが、そうなったらトップの行方はどうなるかは分かりません。リスクを取って、最も攻撃的な選択にしたのです。
結果はつかんだ小林選手から出アガり、7700点プラス2本場の加点となりました。次局もツモアガり、最終的に5万9900点のトップで試合を終えました。
最終盤を迎え、各チームとも条件戦ならではの戦いを繰り広げています。ベテランの瀬戸熊選手は条件戦を数多く打ってきており、残り何戦でまくるためにはこれぐらいのムリを通さなきゃいけない、というのは体に染みついているはずです。その経験があったからこその強気の選択でした。















