【岡田紗佳のもう一度見たい麻雀Mリーグ】

5月1日第1試合 南4局0本場=竹内元太(フ)、渡辺太(ド)、黒沢咲(雷)、鈴木優(P)

 KADOKAWAサクラナイツの岡田紗佳です。セミファイナルも終わり、ファイナル進出の切符をつかんだのはドリブンズ、Pirates、フェニックス、そして雷電です。KONAMI麻雀格闘倶楽部とデッドヒートを繰り広げましたが、最後は黒沢選手が勝負を決めました。

 麻雀格闘倶楽部が全日程を終えて迎えた最終日。4位雷電と5位麻雀格闘倶楽部の差は41.3ポイントです。オーラス、3着目の黒沢選手はトップまで4000点とそう遠くないところにいましたが、白を1鳴きして2000点の手で2着を目指していきました。

 普段の黒沢選手ならばおそらく鳴かないでしょうが、この日ばかりは状況が違います。もちろんトップを取ればファイナル進出が決定的にはなりますが、このまま2000点の2着で終えても10ポイント加算して麻雀格闘倶楽部との差は51.3ポイントとなるので悪くない。2戦目の選手が大きいラスさえ引かなければいいという打ち方をすればクリアできそうな数字です。無理やりトップを狙う必要はないという冷静な状況判断による1鳴きです。

 太選手から七対子ドラドラ赤のリーチが入った後、黒沢選手もテンパイします。アガりやすさを求めて4萬を勝負するという選択もあったのですが、ここは現物の3萬を切って4萬と中ぶくれ4筒のシャンポンに受けました。こうしたのもやはりラスだけは絶対に“やってない”からです。2着目の親の優選手とは600点しか差がないため、太選手が跳満までのツモならば2着で終われます。ただ自身が跳満を放銃してしまうとラスに落ちてしまうので、手堅くいきました。

この場面で3萬切り
この場面で3萬切り

 次巡に赤5筒を持ってきて、待ちは5筒と4萬のシャンポンに変化します。4筒を切って36筒にも受けられましたが、36筒は自分の目から6枚見えだったため、自然とこの選択となりました。赤5筒を持ってきたことで打点は3900点となり、リーチ棒が出たため出アガリでもトップになったところ、自ら4萬をツモって逆転トップで試合を終えました。この試合で事実上、通過が決まりました。

最後は4萬をツモ
最後は4萬をツモ

 黒沢選手は24日の試合でテンパイ牌をツモ切ってしまうミスをしてしまいましたが、次に出た試合でライバルの麻雀格闘倶楽部とトップ―ラスを決めて挽回しました。そしてセミファイナル最終日の試合で大仕事。黒沢選手の精神力の強さを見られましたし、この試合もすごく気持ちが乗っていました。シンプルな言葉で言うと、格好良かったです!