格闘技イベント「RIZIN男祭り」(4日、東京ドーム)で朝倉未来(32)に3R1分56秒でTKO負けを喫した鈴木千裕(25)が再起を誓った。

 鈴木は3Rともゴングと共に前に出て大振りのパンチを繰り出したが、組みつかれると踏ん張れずにテークダウンを許す。その後は起き上がれずクローズドガードで守りを固め続けたが、眉尻をカットされてドクターストップで無念の敗北を喫した。

 試合後、エネルギードリンクを片手にインタビュースペースに姿を見せた鈴木は開口一番「最後に勝ちますよ、もう1回」と自らを奮い立たせるようにつぶやく。そして「常に自分との戦いですけど、特にですね。今回は。自分を信じました。でもダメだったんで。やることはやったんで。今日は負け。そういう日です」と天を仰いだ。

 敗戦がこたえたようで「もっといい試合を皆さんに見せたかったんですけどね。申し訳ないです。応援してくれる人たちに勇気と感動を渡すはずなんですけど、それが俺の使命なんですけど、できなかったですね」と唇をかむ。この敗戦を踏まえた今後を「目指すべきものはチャンピオンですよ。そのためにしっかり休みます。体をちゃんと戻して、いい環境を作ってやれば負けないっすよ」と前を見た。

 さらに「人生はうまくいかないこともあるんで。今は壁にぶち当たっているので、どう崩していくか考えなきゃいけない。時間がかかっても最後に勝つのは俺なんで」と力を込める。そして「多分試練なんですよね。何かを得るには何か犠牲を払わなきゃいけない。8連勝で王者になってそこから負け越して、これは多分試されているんだなって…。こういう時にどう突破するかを考えなきゃいけない。まだまだ心は折れていないんで。だから負けていないです」と逆襲を誓った。

 今回は前戦3月30日のカルシャガ・ダウトベック戦からわずか中1か月の出場で、その激闘によるケガを拳や脚に抱えていた可能性もささやかれた。だがこれには「みんなそれぞれ、いろいろ背負ってやっているので。それも含めて勝負じゃないですか。できるだけ100%の状態に持っていって勝負に挑んでいるので。だからしょうがないじゃないですか」と話すのみで詳細は語らなかった。勢いを失った〝天下無双の稲妻ボーイ〟は再起できるか。