証券口座を乗っ取られ、勝手に株を売買される被害が拡大していることをめぐり日本証券業協会は2日、被害者に一定の補償をする方針を大手証券10社と申し合わせたと発表した。
これまで証券各社は補償に慎重な姿勢を取っていたが、口座乗っ取り被害が拡大していることを踏まえて方針転換。顧客離れの防止を図る狙いがある。
元手300万円で株式投資を始め、約20年で累計利益100億円を達成したカリスマ投資家テスタ氏も「X」(旧ツイッター)で「証券各社が補償検討」のニュースを添付し「補償検討きた! 大きなニュース!!」と反応。テスタ氏は1日にXで「乗っ取られました」と自身の証券口座が乗っ取られたことを報告していた。
取材に対し、テスタ氏は金銭的被害はなかったが「僕は(取引が始まる)朝9時までに気付いたから被害がなかった。もしこれが半日とか1日見てなかったら、おそらく何千万円単位の被害に遭っていた」とまさに間一髪だった。
証券各社が補償へ方針転換したのはテスタ氏の投稿も一因と思われる。しかしテスタ氏は「いいえ、とんでもないです」。現在も口座が乗っ取られた原因について証券会社に問い合わせ中だという。
テスタ氏はセキュリティー対策を講じていたにも関わらず口座を乗っ取られてしまった。ピンポイントで狙われた可能性についてテスタ氏は「流出経路についてまったく分からないので何とも言えない」と断ったうえで「ピンポイントというのは技術的に難しい気がします。ピンポイントは無理なんじゃないですかね」との見解を示した。
証券各社が補償に方針転換したが、やはり大事なのは個人のセキュリティーの意識。テスタ氏は「誰もが安心して取引ができる態勢を証券会社さんは整え、個人としてもセキュリティーの意識を高める必要があります」と訴えた。












