新日本プロレス29日の佐賀大会で、NJPW WORLD認定TV選手権が行われ、挑戦者のエル・ファンタズモ(38)が王者のグレート―O―カーンを下し、王座に返り咲いた。

 5日両国大会で奪われたベルトを即座に取り返した。序盤、王者にバツグンのレスリングテクニックやモンゴリアンチョップで先制されるが、ボディーにヘットバッド、乳首攻めで応酬した。次第に王者にペースを握られ、投げ技の連発からモンゴリアンチョップの連打、地獄突きと畳みかけられると、ポスト上段に顔面をつぶされてしまう。

 しかしここから前王者の意地を見せる。オーカーンを場外に落とすとプランチャ、トペ、さらにトップロープからのムーンサルトと空中殺法で猛攻。リングに戻りライオンサルトで圧殺するもここはカウント2。その後、一瞬の隙をつかれ、ヒザ十字から高いジャーマンで反撃に遭う。さらに正拳突きからからエリミネーターで叩きつけられたが、カウント2・5でロープに足をかけ難を逃れた。

 その後場外戦になだれ込み、王者はイスを並べて挑戦者をパワーボムで叩きつけようと試みた。しかしとっさにかわして捨て身のDDTで逆襲。先にリングに戻ると、もん絶する王者はカウント19でなんとかリングイン。待ってましたとばかりにCRⅡでカウント2を奪うと、オーカーンのTTDを外して逆にTTDをお見舞い。ゾンビのようにカウント1で起き上がったライバルを、サドンデスの6連発から最後はサンダーキス86で仕留めてみせた。

 第9代王者となったファンタズモはマイクを要求。「サガー! ありがとうございました!」と叫ぶと、9日(日本時間10日)の米国・カリフォルニア州オンタリオ大会で挑戦が決まっているNEVER無差別級王者のKONOSUKE TAKESHITA(竹下幸之介)に対し「タケシタ、9日まで待ちたくない。福岡どんたくでやってやる。お前が最初のチャレンジャーだ!」と叫び、福岡大会で竹下を初防衛戦の相手に指名した。

 バックステージでファンタズモは「どんたく、フクオカ、ゴールデンウィーク。すぐに再戦だ。予想よりも早く。当初のスケジュールよりも早く。気にしない。2回やろう、竹下。このベルトのために勝てるもんなら勝ってみろ。しかし俺はリベンジに挑むんだ。そしてベルトを2本巻くというのが、リベンジとして最高のごちそうになると思うんだ。お前を玉座から引きずり下ろし、俺がそこに座る。ニュージャパンプロレスリングで最強のプロレスラーの一人としてな!」と意気込んだ。