自民党の麻生太郎最高顧問は24日に国会内で開かれた「マンガ・アニメ・ゲームに関する議員連盟(MANGA議連)」(会長・古屋圭司衆院議員)に出席した。

 同議連最高顧問の麻生氏は当初、古屋氏に外国要人との会談スケジュールが入って欠席を伝えていたという。

 ところが、超党派による国会議員たちの意見交換が盛り上がる中、麻生氏は登場。マイクを握ると「すいません、遅れてきました」と苦笑いを浮かべてあいさつした。

 同議連は4年後の令和11年度末までに、国内に芸術分野振興の中核となる「MANGAナショナルセンター」(仮称)の整備に向けた取り組みを政府に求めることで決議された。

 麻生氏は「2009年、総理大臣をしていた時にやろうとしたんですが、『国立マンガ喫茶だ!』と言われてつぶされちゃった経緯があります。以来、15年がたってこういうことになりつつある。時代はまったく進んじゃって、マンガコンテンツは、アニメーションとして巨大なものになっています」と指摘した。

 日本の漫画やアニメーション作品は文化的に世界で高い評価を受け続けている。そのなかで日本人クリエーターたちが活躍する一方、国内にセンター機能を有する拠点がないことでマンガ・アニメ・特撮・ゲームなどの保存や継承、次世代を担う人材育成・確保が空洞化し、将来的には「海外主導となってしまうことも懸念される」という。

「技術がありながら力で仕切れないのは政治に問題があるんじゃないの、とぼくにはそうみえるんですけど。こう言い続けても、漫画を読むと勉強ができなくなると言われてきたんですが、最近は漫画を読むと総理大臣になると、だいぶ変わってきていると思っています」と麻生氏は話すと、出席者たちから大きな拍手を受けた。