金正恩政権が、軍隊への供給と食糧供給のため、全国の学校に対しウサギの飼育を増やすよう命じたという。米国議会から資金提供を受けているメディア「ラジオ・フリー・アジア」が23日、報じた。
北朝鮮陸軍創建93周年を25日に控え、北朝鮮当局は全国の学校にあるウサギ飼育場の検査を開始し、軍に供給されるウサギを増やすよう要求したという。
1990年代半ば以来、慢性的な食糧不足に悩まされてきた北朝鮮の政権は、雑草でも育つウサギやヤギなどの飼育を積極的に推進してきた。
特に、ウサギは肉と毛皮の両方の原料となることから、ウサギの飼育に力を入れており、当局は全国の市や郡にウサギ飼育協会や農場を設立し、これを国の重要な取り組みにしている。
情報筋によると、先週、学校で初めて始まったウサギ小屋の検査は、道(日本の都道府県にあたる行政区画)党の命令により道レベルの青年団委員会の指導者らによって実施されているという。
「当局は軍への肉や皮革供給を増やすため、毎年ウサギ農場の拡大を強調してきたが、学校を実際に検査するのは今回が初めてだ。検査中に数えられた繁殖用ウサギは、種用のウサギを除いて、4月25日までに支援物資として地元の軍部隊に送られる予定だ」と、情報筋はラジオ・フリー・アジアに語った。
検査は、農場の規模とウサギの数(繁殖用のウサギとその子ウサギの両方)に焦点を当てているという。少なくとも1000匹のウサギという目標を達成できなかった学校の指導者は、党委員会からの除名や職務からの解任を含む警告や処罰の対象となっている。
また、情報筋は「一部の教師は不満を表明している。学校は生徒が学ぶ場所であり、軍事補給基地ではないと彼らは言っている」と述べた。
学校の飼育農場のウサギに餌を与えるため、10代の生徒たちは、野原を歩き回って草を探さざるを得ないという。森林保護規則により山でクローバーを採取することが許可されていない。












