女子プロレス「マリーゴールド」のワールド王者・林下詩美(26)が〝絶対王者〟への自信を見せた。

 V2戦(30日、後楽園)で大怪獣・ボジラを迎え撃った。大暴れする大怪獣に振り回されながらも、王者は意地のジャーマンをさく裂させて、最後はハイジャックボム2連発を決め3カウントを奪った。大会後、取材に応じた詩美は「私史上最高のデカさと筋肉量だった。でもボジラをぶん投げて倒したことは自分の中で自信になったし、文句なしのエースになれたんじゃないかなって」と胸を張った。

 王座戦前に刺激を受ける出来事もあった。それは、憧れているWWEのイヨ・スカイが女子世界王者を戴冠し、女子グランドスラムを達成した快挙。「尊敬するイヨさんが海を越えた場所で大偉業を成し遂げて、異国の私たちにも届くビッグニュースを聞いたからには、林下詩美もまだまだこんなもんじゃねえだろと気合が入りました」と目を輝かせた。

 昨年7月の両国大会で、プロレスラーを志すきっかけになった憧れのイヨとの初シングルが実現。惜敗を喫したが、試合後にイヨから「自分のこと、あなたのことを信じてくれるみなさんのことを信じて、これからも歩み続けてください」とエールを送られた。憧れの大先輩の言葉を原動力にしている詩美は「イヨさんの言葉、表情全てが目に焼き付いて離れない。イヨさんとの約束だと思って、今はこのベルトを持って自分自身がもっとデカい存在になる。私も海を越えて、イヨさんにビッグニュースを届けられるようなことを成し遂げたい」と語った。

 女子プロレス界の逸材が、マリーゴールド旋風を巻き起こす。