大相撲春場所14日目(22日、大阪府立体育会館)、単独首位に立ち悲願の初優勝を目指す幕内高安(35=田子ノ浦)が幕内美ノ海(31=木瀬)に屈して痛恨の3敗目。大関大の里(24=二所ノ関)と星で並ばれ、賜杯の行方は23日の千秋楽へと持ち越された。
カチ上げから突き押しで前に出ようとするが、攻め切れない。美ノ海の逆襲にたまらず引くと、最後は寄り切られて土俵を割った。取組後の支度部屋では「体の動き? 今日は良くなかったですね。良くないから勝てないんでしょう」と無念の表情。「切り替えて、また明日ですね。しっかり反省して、また明日、一生懸命やりたい」と必死に前を向いた。
千秋楽で高安は小結阿炎(錣山)との顔合わせ。大の里は結びで大関琴桜(佐渡ヶ嶽)と対戦する。さらに、1差の4敗で美ノ海、新入幕の安青錦(安治川)、幕尻の時疾風(時津風)が追う展開となった。
日本相撲協会の八角理事長(元横綱北勝海)は高安について「やっぱり動きが硬かった。最初のカチ上げは良かったけど、その後が上ずっていた。腰が高いから突っ張りが効かなかった。(美ノ海と)気持ちが全然、違う。攻める方と、勝ちたい気持ちが強い方と。そういうのを乗り越えないと、優勝はない」と厳しく指摘。「あした勝つこと。思い切っていくしかない」とハッパをかけた。












