自民党・清和政策研究会(旧安倍派)に所属していた西田昌司参院議員は12日、国会内で開かれた同党参院議員総会で石破茂首相に対し〝退陣要求〟を叩きつけた。
西田氏はこの日の参院本会議の前、非公開で行われた総会の場で「今の状況では(今夏の参院選は)戦えない。もう一度、総裁選をやって新しいリーダーを選ばないといけない」と発言した。
会の終了後、報道陣の取材に応じた西田氏は「国民の審判は(去年の衆院選で過半数割れして)もう出ている。その方(石破首相)がもう一度、参院選の看板であることはありえない。いまは予算成立させないといけないので支えないといけないが、その後は参院選に向けた体制を考えるべきだ」と述べたという。
同総会に出席したある参院議員は「石破首相に退陣要求したのは初めてではないか。いまの体制のまでは戦えない。しかし、石破おろしは広がらないとみている」との見解を示し、次の理由をあげた。
「裏金事件などで党の信頼は地に落ちているのが現状です。党内では参院選までに消費税を減税し衆参ダブル選のシナリオが出ています。これができれば、野党が1つにまとまらない限り、自民党は勝てますよ」
西田氏が公然と石破首相に退陣要求を突きつけたことはすぐさま永田町を駆け巡った。
立憲民主党の小川淳也幹事長は国会内で開いた会見の中で「これは私見を交えてですが、首相が3人も代わると非常に党としての体力が落ちます。政権担当能力も劣化する。これは経験上、感じているところです」と私見を述べた。
2009年に政権交代を果たした旧民主党政権は、鳩山由紀夫氏→菅直人氏→野田佳彦氏と4年間で首相が3人交代し、12年の衆院選で敗北を喫し下野した。
「石破政権は発足して5か月か6か月、月日はたっていません。衆院選で敗北して続投した総理総裁というのは、史上かつていないのではないか。この間、高額療養費をめぐる混乱、指導力不足は決定的だったのではないかと感じております」
ついに党内からわき出た交代論で石破首相はまさに正念場。この難局をどう乗り切るつもりなのか。












