昨年の自民党総裁選挙では決選投票に進み「次期総理大臣」の呼び声高い高市早苗衆議院議員(64=奈良2区)が“恐怖新聞”と警戒を強める東スポに登場だ。過去の衆院選での落選から現在の政治活動、石破茂首相(68)との現在の関係、さらには「東スポの記事は自己責任やで」の真相とは…。前編、後編の本紙独占インタビューで大いに語った。 

 高市早苗衆議院議員(以下、高市) 東スポさん、お久しぶりですね

 ――よろしくお願い致します

 高市 東スポは怖い新聞だけどね。私、これ(写真=当時の紙面)でこの年(2003年)の衆院選で落選したって言われてますからね。「こんなバカな事やっているからだ」って支援者の方々に怒られたもの。もしもタイガースが優勝したら読売新聞本社前で六甲おろしを歌うって冗談で言ったのに、やっぱり東スポ読者の皆様への公約を守らなければと。さすがに読売新聞社前では許可が下りなかったけど、日本テレビの隠れタイガースファンの記者さんの手配で、日テレ敷地内で決行。今となればいい思い出ですよ。

 ――そ、その節はご迷惑をお掛けしてしまって…

 高市 でもね、こうやって防衛庁(当時)で防衛庁長官とのインタビュー企画で東京に呼んでくれたでしょ。だから、なんか優しい新聞だなと。普通は落選するとマスコミは相手にしてくれないもの。でも、こうやってすごい企画をしてくださった。それまでは恨み半分だったけど公約を言ったのは自分だから自己責任ですよね。

 ――現在の石破議員との仲は?

 高市 お相手は内閣総理大臣ですからめったにお会いできる訳ではなく、12月に自民党治安・テロ・サイバー犯罪対策調査会会長として提言書を官邸にお持ちして、また3月上旬にお持ちするまでお会いできませんでした。

 ――現在は自民党治安・テロ・サイバー犯罪対策調査会会長ですが、ご自身が詐欺広告に利用されてしまったこともある

 高市 削除要請を何度してもダメでした。特に外国の事業者は、対応してくれない場合もありますし、日本国内に事業所を設置していても本社の許可が必要だと、対応が遅いケースも。詐欺広告で被害にあった方が訴えてくださると、事件化できますが。

 ――ドローンの導入に関しては国産か同盟国製でないと不利益が生じてしまう

 高市 地方の消防本部などで使うドローンについて、心配しています。国の機関は調達の申し合わせがあるので「情報を抜かれる可能性がある」、「乗っ取りの可能性がある」ようなドローンの調達がないように行き届いています。ただ、地方公共団体に関しては国から強制できませんので、あくまでお願いベースですが、国産か同盟国・友好国のものを調達してほしいと希望しています。

 ――昨年9月の自民党総裁選挙を振り返って頂けますか

 高市 う~ん、あんまり自分でこうすれば良かった、みたいな事はないです。昨年は初めて、急に最後の決選投票前に5分間の演説があるということになり、時間を計るものを持っていなかったことは残念でした。でも、私を一生懸命に応援して下さった議員の皆様が敗因分析をしてくれました。その一は「靖国神社に参拝する、は二度と言わないでくれ」。その二が「高市早苗の政策は十分に分かっているから、夜に勉強などするな。毎晩、国会議員と飲み倒せ」。以上、二つのアドバイスがありました。

 ――国会の総理大臣指名時に「高市早苗」が1票投じられた

 高市 1票ね(笑い)、貴重な1票。それは別の党の方でした。自分が入れたんだったらえらいこっちゃ、だけどね。

☆たかいち・さなえ 1961年3月7日生まれ。奈良県出身。衆議院議員。自民党政調会長、総務相、経済安全保障相を歴任。現在は自民党治安・テロ・サイバー犯罪対策調査会会長。