ドジャースのムーキー・ベッツ内野手(32)が遊撃再転向に向け、オフにオールスター戦5度出場の名遊撃手と極秘特訓していたことが19日(日本時間20日)、明らかになった。地元紙LAタイムズが報じた。

 ベッツを指導したのはロッキーズなどで活躍したトロイ・トゥロウィツキー氏(40)。13年のメジャー生活で1291試合に出場し、1391安打の打率2割9分、
225本塁打、780打点の成績を残し、2019年にヤンキースでユニホームを脱いだ。遊撃手部門でシルバースラッガー賞とゴールドグラブ賞をそれぞれ2度獲得している名手だ。

 ベッツは昨季、開幕から遊撃手として出場していたが、6月中旬に死球で左手骨折して戦線離脱。8月の復帰以降は右翼へ回った。今季は正二塁手として開幕を迎える構想だったが、本人の意向もあり遊撃に再挑戦している。

 同紙によれば、ベッツは遊撃手としてフル出場する準備として自らがトゥロウィツキー氏に連絡を取り、特訓に励んだという。

 ベッツは外野手部門でゴールドグラブ賞を6度受賞しているが「ゲームで最高のディフェンダーの一人になること、そして遊撃手に行くこと」と真剣そのもの。トゥロウィツキー氏は「彼のプレーを見て『彼は大丈夫だ』と思ったよ。でも、それが彼の本来あるべき姿なんだ」とすぐに〝遊撃・ベッツ〟の成功を確信したという。

「これは、外野で何年も過ごした後、内野に行くだけの人には言わないよ。しかし、本当に言えるのは、彼はこのポジションでエリートディフェンダーになれると思う」(トゥロウィツキー氏)。

ヤンキース時代のトロイ・トゥロウィツキー氏(ロイター)
ヤンキース時代のトロイ・トゥロウィツキー氏(ロイター)

 遊撃の名手からお墨付きをもらったベッツがどんな華麗な守備を見せてくれるのか、楽しみだ。