柔道男子66キロ級の元世界王者・丸山城志郎(31=ミキハウス)が17日、所属先を通じて現役引退を発表。25日に引退会見を行うという。

 丸山は天理大時代の2014年に左膝前十字じん帯を断裂。約1年半試合に出場できなかった。16年リオデジャネイロ五輪の出場を逃すと、その間にライバルの阿部一二三(パーク24)が台頭。17、18年世界選手権は阿部が頂点に立つも、19年世界選手権では丸山が優勝を果たすなど、ライバル同士で世界をけん引してきた。

 21年東京五輪の代表争いを巡っては、20年12月に日本柔道界史上初のワンマッチによる代表決定戦が行われた。約24分にわたる死闘を繰り広げたものの、軍配は阿部に上がった。丸山は「あっという間だった。24分って終わってから知った。結果は負けたけど、自分のやってきたことをすべて出し切れた」と涙ながらにコメント。リベンジを懸けた24年パリ五輪の代表争いでは、23年世界選手権決勝で阿部に敗れ、夢舞台には届かなかった。

 この日は所属先を通じ「本日、2月17日をもって柔道選手を引退することを決意いたしました。これまでたくさんの応援を本当にありがとうございました。3歳から柔道を始め、五輪優勝を目標として、日々稽古に励んできました。結果、その夢はかないませんでしたが、どんなに苦しい時も闘い抜くことができたのは、いつも応援してくださったみなさまのおかげです。非常に濃い柔道人生でした。ありがとうございました」と感謝の思いをつづった。