メッツがフアン・ソト外野手(26)と締結した史上最高額の超大型契約は、いまだに議論を呼んでいる。

 シ烈な争奪戦が繰り広げられ、市場価格はどんどんつり上がり、最終的に15年総額7億6500万ドル(約1147億5000万円)で決着。ワールドシリーズ優勝を目指す大富豪オーナーのスティーブ・コーエン氏も本腰を入れ、異次元の金額と契約年数に跳ね上がった。

 とはいえ、今後15シーズンにわたって年俸5100万ドル(約76億5000万円)分の働きを見せ続けられるかは不透明。14日(日本時間15日)には、米放送局「FOXスポーツ」が「最も危険な6契約」の1位にソトを選出した。

 ただ、別の見方もある。米メディア「Rising Apple」は15日(同16日)、「メッツはフアン・ソトとの契約による遠い将来のリスクではなく、今勝つことに集中している」と主張。「守備はすでに平均以下だが、30代以降になると着実に衰えていくことが予想される。優秀なDHに高額な報酬を支払うかもしれないが、それは将来の問題だ」とし「26歳のソトはナショナルリーグMVPを常に争う絶好調の年になるだろう。その間、ワールドシリーズ出場を争い続け、渇望するファンにタイトルをもたらすはずだ」と〝正当性〟を訴えた。

 いずれ特大の不良債権と化したとしても、打撃で圧倒的な破壊力を誇るソトがアスリートとして成熟期に入っていることは確か。だからこそ、不確定な将来不安よりも目先の勝利が重要というわけだ。

 同メディアは「10年後、15年後の不安は将来に取っておく」。移籍1年目から期待を裏切ればとんでもないことになりそうだが、1986年以来、39年ぶりの頂点に立てるか――。