日本ハムの新庄剛志監督(53)が、このところ沖縄・名護の春季キャンプ地で頭を悩ませている「問題」がある。と言っても、チームに何かトラブルがあったわけではない。指揮官が移動の際に愛用する電動キックボードの走行可能エリアがあまりにも複雑すぎるからだ。一体、何が起こっているのか。

 新庄監督は指揮官就任1年目の2022年から自らの「足」として、キャンプ地で電動キックボードを利用。現在も球場入りはもちろんのこと、ブルペンや室内練習場への移動は基本的に電動キックボードを常用している。すでに当地での〝相棒〟使用歴は4年目とあって操縦に関しては、お手のものだ。基本的な道路交通法なども把握しているため、利用自体に不都合はない。

 ただ、そんな指揮官でもここ最近において頭を抱えざるを得ないのが、キャンプ地内の複雑な道路事情だという。

 一般的にキャンプ敷地内はいわゆる「私有地」や「私道」がほとんどで、そのエリアであれば規制なく自由にキックボードに乗れる。だが敷地内には一部「公道」も含まれている模様で、その境界は難解そのもの。素人目では容易に判別できない。

 しかも公道での利用には詳細なルールがあり、間違って私道から公道に乗り入れてしまえば摘発の対象になりかねない。このため指揮官は今キャンプ中、乗車可能か判別できない場所では「一度降りて手押し」を徹底。これまで以上に細心の注意を払い法令順守に努めているが「たまに(私道か公道か)わからんところがあるのよ。室内(練習場)の周辺とか。気をつけてはいるんだけど」(新庄監督)と悩みは尽きない。

 選手の調整状況や動きを日々確認したい新庄監督にとって、利便性の高い電動キックボードは必需品。だからこそ広大なキャンプ地内の道路事情を完璧に把握して乗りこなしたいようだが…。指揮官の試行錯誤と〝見えざる努力〟は今後も続く。