2012年から12年間続いたCSファミリー劇場の人気オカルトバラエティー番組「緊急検証!」シリーズが年末の「緊急検証!第8回紅白オカルト合戦~2024 遺言~」(27日午後10時55分~)でいったん区切りをつけ、最終回を迎えることになった。
「緊急検証!」シリーズは、これまでに全27本が制作され(1本は番外編)、2019年には劇場版として日本全国の映画館で公開されるなど、オカルト界を代表する番組だった。
シリーズの中で「紅白オカルト合戦」は年末の風物詩だった。オカルト界を代表する専門家たちが紅白2チームに分かれ、未来の情報を先取りプレゼンし、その衝撃度で雌雄を決する番組だ。
最終回を制作するにあたり、8月にクラウドファンディングで「今までのクオリティーを維持したまま、関係者全員が適正な利益を得た上で最終回を作ること」を目的に、制作費の一部として250万円の支援を募ったところ、800万円以上が集まった。
そして先日、収録が行われ、出演者がスタジオに集まった。白組プレゼンターは、オカルト界のマルチプレーヤーの山口敏太郎氏、UMA研究家の中沢健氏、オカルト系ユーチューバーのはやせやすひろ氏。紅組プレゼンターは、サイエンスエンターテイナーの飛鳥昭雄氏、呪物コレクターの田中俊行氏、オカルト研究家の吉田悠軌氏。司会は逸見太郎。審査委員長はミュージシャンの大槻ケンヂ。審査員はコラムニストの辛酸なめ子氏。一般審査員代表は怪談師のはおまりこ氏。
その出演者たちが「緊急検証!」に最後の言葉を贈った。
山口氏は「番組の立ち上げから関わってきたから万感の思いです。ただし、これからも通常運転でやっていきます。常に新しいものを生み出して、新しいイベントを作り出していくことが自分のやるべきことだと思っていますから」と前を向いた。
中沢氏は「この出演者の中で、僕が一番、『緊急検証!』って番組に成長させてもらったというか、引っ張り上げてもらったというか、助けてもらったというか、恩恵を受けたと言ってもいいでしょう。大物の飛鳥さん、山口さんと並んで『オカルト三銃士』とくくってもらいましたから。その番組が終わってしまうのはさみしいですね」と振り返った。
はやせ氏は「僕はずっと番組のファンで、2015年の『紅白オカルト合戦』に出るための『オカルトスター誕生』って企画で優勝したのがメディアデビューでした。終わってしまうのは悲しいです」と語った。
飛鳥氏は「僕は閉店セールを何十年も続けている店をたくさん知っています。だから、最終回パート2、最終回パート3があっても驚きません。むしろ、クラウドファンディングで作っていく番組があってもいいんじゃないかなと思います。そういう新しいことを『緊急検証!』がやっていくかもしれません」と提言した。
田中氏は「山口さんとか飛鳥さんとか、大物の人としゃべりで交流できる場って意外と少ないので、『緊急検証!』は貴重な機会を与えてくれました。規模が小さくなったとしても何か作ってください」と言った。
吉田氏は「こんなにオカルトをくだらなく、面白く、真剣にやってくれるバランスのいい番組は他にないので残念です。最終回というのは詐欺であって、これからも『シン・緊急検証!』として続いてほしいです」と述べた。
逸見は「毎回収録のたびに新しいことを教えられました。その知識は飲みの席で役立ちましたね。僕は体育会系なので、おそらく学校では仲良くならないであろうタイプの方たちと、この現場で会えるのが楽しかったです。『緊急検証!』シリーズがオカルトに対して、一石を投じたところって大きいと思いますよ」と胸を張った。
大槻は「オカルトを否定も肯定もせず、ただ面白がる。こんな無責任な番組はどうなのかなーと思ったんですが、そこがウケて12年も続いたんですね。そもそも僕もオカルトを無責任に面白がるタイプなので、その部分を非常にうまく生かせてもらいました。オカルト界の大仁田厚的にシレっと復活してほしいです」とコメントした。
辛酸なめ子氏は「プレゼンターの方々はこの番組からどんどんオカルト界のスターになっていって、財力がすごいと思うので、皆さんがお金を出し合って番組を作ってください」と希望した。
また、クラウドファンディングで10万円を出資し「審査員として番組出演」というリターンをゲットした、はおまりこ氏は「怪談師なので、いつかプレゼンターとして出たかったのに終わってしまうなんて悲しいです。だから、10万円出して審査員として出演するという裏技をやってしまいました」と話した。












