前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏が10日、東京・江東区内で行われた政治団体「彩生(さいせい)の時」旗揚げの会に出席した。

「彩生の時」は江東区の経営者らが発起人となり、区民による未来志向の政治提言を行うことで地域の声を政治に反映させ、魅力的な江東区にすることを目指し新たに設立された。

 江東区では秋元司元衆院議員、柿沢未途元衆院議員と現職議員が2人続けて逮捕・起訴され議席を失い、政治不信を招いた。さらに4月に行われた衆院東京15区の補欠選挙では、政治団体「つばさの党」による他陣営への選挙妨害が行われ、カオスとなった。

 新たな政治団体の旗揚げの会に石丸氏がゲストとして出席するとあって会場には報道陣が殺到。石丸氏は7月の東京都知事選でSNSを駆使して石丸旋風を巻き起こし、2位に躍進していた。

 以降、その動向に注目が集まっていたが先月、自身のユーチューブチャンネルで来年の都議選に向けて、地域政党をつくることを表明。「東京都議会議員になろうという方、興味関心のある方は準備を始めておいてください」と呼びかけていた。

 さらに「地域の未来を考え、地域から政治を新しく」と題したパネルディスカッションには、補選に出馬した須藤元気氏、金沢ゆい氏らが出席するということで注目度が高まったが、会場への報道陣の立ち入れは許されなかった。

「彩生の時」の関係者は石丸新党との関係を否定。知人を通じて石丸氏にゲストスピーチをお願いしたところ快諾されたという。須藤氏と金沢氏の出席については「もともと呼ぶ予定はなかった」が、石丸氏からユーチューブ撮影をするために「パネルディスカッション形式のほうがいいんじゃない?」と逆提案され、石丸氏と対談経験がある須藤氏と金沢氏が出席することになったと明かした。つまり石丸氏のアイデアだったわけだ。

 ディスカッションの様子は石丸氏のユーチューブで後日配信予定。臆測が臆測を呼ぶ状態を石丸氏はほくそ笑んでいるかもしれない。