桃色巨漢・吉江豊(40)が全日本プロレスの世界タッグ王座奪取へ、3冠ヘビー級王者・曙(44)との自虐玉砕合体殺法の投入を予告した。

 前日(8日)の大阪大会では王者組の諏訪魔(37)、ジョー・ドーリング(31)組が秋山準(44)、大森隆男(44)組を退けてV1に成功。即座に吉江と曙が次期挑戦を直訴し、諏訪魔組に認められた。16日のアクロス福岡大会でのV2戦が濃厚となったが、9日の岐阜・恵那大会では潮﨑豪(32)、宮原健斗(24)組も名乗りを上げ、事実上の次期挑戦者決定戦が11日の神奈川・大和大会で行われる見込みだ。

 だが、吉江の視線の先には王者組しかない。「パワーもある確立されたチーム。そう簡単には壊れないだろうけど、かえって俺たちのこの肉弾兵器をいかんなく発揮できる相手。合体技?『俺ごと潰せ』ですよ。これが決まった時、私に意識はありません」と太鼓腹を揺すった。

 俺ごと潰せとは、まず150キロの吉江が相手にボディープレスを投下。覆いかぶさった状態のまま、曙の肉弾プレスで吉江もろとも押し潰すものだ。もちろん、吉江も無傷ではいられないが、ベルトを取るためなら自分の体を犠牲にしても構わないという。

 さらに吉江は「AY弾」なる別バージョンも発案。こちらは曙にオンブしてもらいながらの360キロプレスだ。どちらにせよ、無類のタフネスぶりを誇る王者コンビもひとたまりもないだろう。

 この日は大森と組んで王者組と激突。大森がドーリングのレボリューションボムに沈んだが、吉江は口から出血しながらも肉弾プレスやケツ爆弾で苦しめた。

「時間もないけど可能な限り増量しますか。いいデビュー20周年にしたい」。吉江に迷いはない。