新日本プロレスのKOPW保持者グレート―O―カーンが、IWGP世界ヘビー級王者・内藤哲也(42)に罵詈雑言を浴びせた。

 29日の神戸大会で内藤の同王座に挑戦する。14日の北海道・登別大会ではジェフ・コブ、HENARE、カラム・ニューマン、ジェイコブ・オースティン・ヤングと組んで、内藤&鷹木信悟&辻陽太&高橋ヒロム&BUSHIと対戦。内藤のデスティーノを阻止してモンゴリアンチョップを放つと、玉座で捕らえるなど好調をアピールしチームの勝利に貢献した。

 バックステージでは内藤に対し痛烈な発言を連発した。「この間のコメントで何て言ったっけ? 余は貴様が、これまで散々人をバカにしといて、ぐうの音も出ないほどの正論を言っただけなのに『もうバカにするのはやめてください!』だなんて。本当に貴様は性根の腐ったひきょう者だな。情けないチャンピオンだな」とバッサリだ。

 もっとも実際の内藤の発言は「ドンドン俺をバカにしてくれよ。そしたら、そんな内藤哲也に敗れた男っていう肩書を俺がプレゼントしてやるぜ」であり、オーカーンが裏読み、もしくは捏造しているだけだ…。

 さらには「しかもそれ、クリス・ジェリコのセリフかなんかだろ? また誰かのマネをしてんのか?」と続けたのだが、これが一体いつのジェリコのセリフなのかはまるでピンと来ない。

 かなり一方的な言い分で内藤をおとしめていくオーカーンは、今年3月をもってサービスが終了した、ブシロードのスマートフォンゲームアプリ「新日本プロレスSTRONG SPIRITS(新日SS)」の例も持ち出し、挑発を続ける。新日SSは2022年3月にリリースされたが、その1年前に木谷高明オーナーと内藤によるプロモーション映像が公開され、5億円規模のプロジェクトだったことが明かされている。

 これを受け、オーカーンは「5億だってよ、5億。貴様が『新日SS』を木谷に作れ、しかもおカネが2億なら『僕は5億使ってくれないとイヤだ!』なんてワガママを言ってよ、それでどうなった? テメーはその『新日SS』の広報の一つでもやったのか? 5億も使ってわずか2年で潰れたよ。テメーのワガママに付き合ってだ」と断罪。

 念のため説明すると、内藤が木谷オーナーに新日SSの開発を命じた事実はどこにもなく、5億円を要求したわけでもない。ただ、ブシロードの要望に応えてプロモーションに参加しただけの内藤に、ゲーム自体が不評だった新日SSの早期サービス終了に対する責任を問うのはいささか酷だ。

 それでもオーカーンは「テメーはよ、オカダ(カズチカ)に対するみみっちい嫉妬心で新日本プロレスに多大な迷惑をかけて。それでもこうやって余は新日本プロレスのために、いろいろやってやってんだろ? テメーがバカにしたこの広報とやらだけでだ。広報ってだけでよ、ここまで文句が出るんだテメーには。それがチャンピオンのやることか? チャンピオンの仕事しろ、チャンピオンの! リング上でも何もしねえでよ。オマエ死ね」と、もはや言いがかりに近いレベルで王者を罵倒だ。

 最後は「貴様のバカにした広報で、ファン以外のところでは知名度で勝った。リング上でも今日の登別はどうだ? 人気でも上回ってる。実力は2勝1敗1不戦勝で、実力でも勝っている。いいか内藤、よく覚えておけ。これまでで一番、貴様の首に手をかけているのはこのグレート―O―カーンである」と宣戦布告。とにかく言いたい放題だった。