元三役で幕内優勝経験者の実力を証明した。大相撲夏場所千秋楽(26日、東京・両国国技館)、十両若隆景(29=荒汐)が十両對馬洋(30=境川)を押し出し、14勝1敗で十両優勝を決めた。

 関脇だった昨年春場所で右ヒザ前十字靭帯を断裂する大ケガを負った。地道なリハビリを経て、同年11月の九州場所で土俵への復帰。来場所の返り入幕が確実視される中、十両Vで花を添えた。

 若隆景は「ホッとした気持ちです。うれしいです」と安堵の表情。「先場所後半崩れたので、しっかり最後まで一日一番、相撲取り切ろうと思ってやっていました。最後まで集中を切らさずにできた」と15日間を振り返った。

 次の名古屋場所へ向けては「(今場所は)いい日もあれば、そうでもない日もあった。しっかり反省して、来場所幕内で相撲を取れたら。自分らしい相撲を取っていきたい」と意気込んだ。