女子プロレス「スターダム」を3月いっぱいで退団する弓月(19)が、岩谷麻優(30)から惜別の張り手をくらった。

 30日の仙台PIT大会で弓月が、自身が属する「STARS」の先輩全員と1人1分の6人掛けマッチに挑戦。リーダーの岩谷を皮切りに、向後桃、コグマ、葉月、飯田沙耶、羽南の順で対戦した。

 憧れの岩谷と対峙するとドロップキックで先制したが、回し蹴りからのスライディングキックをくらいリング上でのたうち回った。残り試合時間が20秒を切ったところで岩谷から「待って! あっち向いてほいやろ!」と誘われ笑顔で応じると、不意を突かれ強烈な張り手をくらう。驚いた表情を浮かべた弓月だったが、すぐさま「麻優さん、もう一回」と再戦を求め、強烈な張り手をお返し。試合は時間切れ引き分けに終わった。

 その後も次々と向かってくる相手と対峙し、最後の時間を共有。6人目に現れたのは練習生時代から面倒を見てもらった羽南だ。弓月はエルボーの連打でくらいつくも、スマッシュエルボーで吹き飛ばされてしまう。最後はバックドロップホールドを決められるも、時間切れ引き分けに。試合終了のゴングが鳴る中、6人にフォールされ、健闘をたたえられた。

6人にフォールされる弓月(下)
6人にフォールされる弓月(下)

 唯一敗れたのは58秒でスライディングラリアートを決められた飯田だけ。5分58秒の戦いを0勝1敗5引き分けで終えた弓月は先輩に肩を借りて立ち上がると、四方に頭を下げ、涙を流しながらリングを後にした。

 バックステージでは「STARSのみなさん全員と戦えたこと、本当にうれしく思います。STARSに入ったことを後悔してないし、よかった思い出しかありません。別のところに行ってもみなさん、戦いたいです。今日はありがとうございました」と感謝を述べた。

 すると岩谷から「最後じゃないから。明るく送り出すしかない。寂しい部分はあるけど、これから先の未来につながるように。また再会できるから、その時はもっともっと成長した弓月と会いたい」と頭をなでられた。

 一人ひとりからメッセージを受け取った弓月は最後に「今を信じて明日に輝け! ウィーアーSTARS!」とSTARSポーズを決め、涙を流しながらバックステージを後にした。