弁護士の紀藤正樹氏が27日、自身のX(旧ツイッター)を更新。小林製薬の紅麹サプリの健康被害問題に持論を展開した。

 小林製薬の紅麹を使った商品をめぐり、これまで死亡者2名、106人の入院が明らかになっている。現時点で紅麹との因果関係は確定していないが、腎臓にダメージを伴う可能性が高いとされる。

 これを受け、紀藤氏はXで「『健康食品』を規制しようとして平成27年4月に新しく始まった『機能性表示食品』制度のもとでの最大かつ重大な消費者被害となった。この制度は消費者にとっては優良誤認に陥りやすく見直すべき」と提言。

 その前の投稿では「消費者庁のHPでは、機能性表示食品はまるで国がお墨付きを与えたような制度に見えます」と指摘した上で「でも実際には、特定保健用食品(トクホ)と異なり、国が審査を行いませんので、事業者は自らの責任において、科学的根拠を基に適正な表示を行う必要があります」と解説した。

 紀藤氏は問題発覚直後の22日にもXで「『特定保健用食品』(トクホ)制度との最大の違いは機能性に関する科学的根拠について国が製品を個別審査せず食品メーカーが自らの責任で機能性を表示できる点。消費者は、違いをほとんど知らないのでは」と問題提起し「『消費者庁効果未確認食品』とでも名前を変えないと消費者に対しとても欺瞞的だと思います」と私見をつづっていた。

 厚労省は紅麹問題を受け、食品衛生法に基づき、大阪市に該当する3つのサプリメント「紅麹コレステヘルプ」、「ナイシヘルプ+コレステロール」、「ナットウキナーゼさらさら粒GOLD」について廃棄や回収などの命令を行うよう通知を出している。